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2025年上半期のK-POPシーンを振り返る
K-POPゆりこ(以下、ゆりこ):お久しぶりです! 2025年、気付けばもう半年が過ぎましたね。編集担当・矢野(以下、矢野):僕も慌ただしく過ごしていたらあっという間に夏が来ました。今回は2025年上半期のK-POPを振り返ってみたいと思います! まずは最近の話題となりますが、BTSのメンバーが全員兵役から戻ってきました。
ゆりこ:おかえりなさいBTS! これはあらかじめ見えていたけれど、うれしい2025年上半期の出来事です。何が起こるか分からない世の中で、無事に全員が戻ってきたこと自体が特別ですよね。
矢野:万が一、有事が起こればスターであっても関係ないですからね。約3年ぶりの全員そろった配信の中で「新譜は2026年春リリース予定」「その後ワールドツアーを実施」と発表していました。想像より少し先の話でしたが、来年に期待が膨らみます。
BTS、BLACKPINK、SUPER JUNIORも! “スーパースター”たちの帰還
ゆりこ:年内にそろってのステージ、またはフルアルバムではなくとも1曲ぐらいリリースがあるかな? と予想していましたが、どうなのでしょうね。本当に何もないのかな。淡い期待を込めて今もこっそり楽しみにしています。矢野:今年はソロ活動に専念するのでしょう。J-HOPEさんに続きJINさんも日本でソロ公演が大盛況でした。もしかしたら他のメンバーもソロで来てくれるのかもしれません。僕はファッションが大好きでSNSでも情報を得ているのですが、タイムラインが最近Vさん関連の投稿で埋め尽くされています。
ゆりこ:除隊後すぐにセリーヌの春夏コレクションショーでパリに飛んでいましたよね。Vさんと会ったアナ・ウィンターさん(アメリカ版『VOGUE』の編集長を務めた。2025年6月に退任)がご機嫌だったのが印象的でした。
矢野:音楽界だけではなくファッション界への影響力も感じるBTS。そして入れ替わるようにSEVENTEEN(以下、セブチ)のメンバーが徐々に入隊し始めていることもトピックとして触れておきたいです。そんな中で5月に出た『HAPPY BURSTDAY』は日本でも大ヒット。海外アーティストによる“アルバム通算1位獲得作品数”で歴代記録を自己更新したとか。セブチの存在感はこれからも健在だと思いました。そしてBLACKPINKも全員そろってのカムバック!
ゆりこ:ソロ活動が盛んだったので「しばらく一緒にはやらないかも?」なんて思っていましたが、意外とすんなり。正式なカムバックとワールドツアーは7月に入ってからだったので、正しくは下半期の話題にはなりますが、BLACKPINKとBTSが全員そろって戻ってきた2025年以降のK-POPシーンは“盤石”という感じがします。そして超ベテラングループ、SUPER JUNIORのカムバック!
矢野:それも7月に入ってからのことでしたよね? 下半期の話題を先取り(笑)。 ゆりこ:今まさに話したい、ホットな話題なのでお許しを。我らが(?)SUPER JUNIOR、デビュー20周年のお兄様たちの新曲『Express Mode』は、今夏の“Myアンセム”に決定です。ベテランアイドルが第一線でキレッキレのパフォーマンスを見せてくれているのを目の当たりにして、同世代として自分も頑張りたいなと心底思いました。いずれはこの連載で「スジュ(SUPER JUNIORの略称)特集」をやるべく、虎視眈々(たんたん)と機会を狙っております。
矢野:SHINee、EXOに続きSUPER JUNIOR……前から薄々気付いていましたがゆりこさんはSMエンターテインメント(以下、SM)のアイドルがかなりお好きですよね?
ゆりこ:はい、全く隠しておりませんが20年以上追っかけているSMオタクです。でも事務所やプロデューサーなど背景は関係なく、いろいろなグループと曲が好きな超雑食ファンでもあります。そういえば2025年上半期は「おっ!」と目を引く新人グループが続々出てきましたね。
矢野:そうそう、今年の年始に掲載した「2025年のK-POPはどうなる?」という回でお話しした通りになっています。特に注目しているグループはいますか?