赤羽駅といえば“せんべろ”…だけじゃない! 坂とUR団地、自然が彩るもう1つの街を歩いてみた
東京都北区のJR「赤羽駅」は都心部あちこちに行きやすいほか、とにかく「せんべろ」「居酒屋」というイメージが有名。それ以外には何があるのか、行って調べてみました。
小学校を出てすぐ「居酒屋」!
写真の左に「1番街」、右の奥に「LaLaガーデン」の入口があります
赤羽駅東口のロータリーは広々している上に、駅東側のローカル感強めな商店街からも直近。このロータリーから「さて、今日はどっち行って飲もうかな……?」と思案するのんべえさんも多いのでは。
赤羽の東側を代表する商店街
東側ロータリーに入口が隣接している「
赤羽一番街商店街」は、終戦直後の1946~1947年にかけて誕生し、赤羽で特ににぎわいある場所の1つ。
OK横丁は赤看板の自己主張が強め
場所によっては現在も昭和の雰囲気を色濃く残しています。例えば商店街内の「
OK横丁」は居酒屋やバーが連なり、夜になれば看板が灯って通行人を誘います。
平日昼間のシルクロードにもチラホラとお客さんが
頭上をアーケードに覆われた「
一番街シルクロード」は昼間でも薄暗く、渋くてディープな空気感が漂っています。「元祖せんべろ」のキャッチコピーを掲げるお店も昼間から営業中です。
コロナ禍も頑張ってくぐり抜け、今も元気に営業中
赤羽一番街商店街の一角には創業70年超の「
鯉とうなぎのまるます家 総本店」も。お店の外観も内装も実に渋い雰囲気で、料理や酒もおいしく、他店よりリーズナブルと「飲んべえの街・赤羽」を象徴するお店として愛され続けています。こうした老舗・名店が赤羽の商店街にはまだまだ息づいています。
キャベツ以外のお野菜もかなりオトク(価格は取材時のもの)
商店街の中にある青果店もかなりお得なプライス。最近はキャベツも値下がりしましたが、それでもひと玉……ではなくひと「山」で100円はスゴイですね(価格は取材時のもの)。
この写真の右側に小学校の正門があります
もちろん野菜だけでなくアルコールもリーズナブル。強炭酸ハイボールを99円で飲めるお店が、昼間から元気に営業しています。これは、あまり安いからと言ってガパガパと飲みすぎないように注意が必要ですね……!
また、赤羽一番街商店街は「北区立赤羽小学校」とも隣接。小学校の校門を出てすぐ居酒屋という風景は、一時期SNSでも話題になりました。歓楽街と学校地区は他地域では切り離されることが多いですが、赤羽ではどちらも日常を彩る「お隣さん」として共存しているようです。