
日本政府観光局(JNTO)によると、2025年4月の訪日外客数は390万8900人に達し、前年同月比で28.5%の増加となりました。日本独自の風情を味わえる「温泉地」も、訪日客の間で需要が高まっています。
All About ニュース編集部では、6月2〜3日の期間、全国10〜60代の男女223人を対象に、「外国人観光客にすすめたい温泉地」に関するアンケートを実施しました。
その中から、外国人観光客にすすめたい「埼玉県の温泉地」ランキングの結果をご紹介します。
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2位:和銅鉱泉/90票
秩父市にある和銅鉱泉は、日本最古の貨幣「和同開珎(わどうかいちん)」の発祥地として知られ、歴史ロマンと温泉文化が融合したスポットです。古代の鉱山跡地や和銅遺跡を巡りながら温泉を楽しむことができ、文化的関心の高い外国人旅行者にとって貴重な体験の場となっています。
回答者からは「歴史があり、薬師の湯として有名だから」(50代女性/埼玉県)、「マイナーだけどなかなかいいのでオススメです」(30代女性/埼玉県)、「赤褐色の湯があり血行促進に良いです。独特な臭いもありますので、他の違う温泉地に行きたい方にはおすすめです。歴史的背景もあるので日本の歴史に興味がある人にはおすすめだと思います」(30代男性/埼玉県)といった声が寄せられました。
1位:小鹿野温泉大竜寺源泉/98票
秩父エリアの山間に位置する小鹿野温泉大竜寺源泉(おがのおんせんだいりゅうじげんせん)は、知る人ぞ知る秘湯として注目を集めています。大自然に囲まれた静かな環境と、源泉かけ流しの良質な温泉が特徴で、都市の喧騒(けんそう)を離れて“日本の田舎”を体験したい外国人観光客に人気。英語での対応や地域ガイドの整備も進んでおり、外国語での文化紹介ツアーや郷土料理体験など、インバウンド向けの体験型コンテンツが充実しています。
回答者からは「あまり有名ではないけれど、気軽にいけます!緑が多い」(40代女性/埼玉県)、「秘境温泉の雰囲気がある」(60代男性/埼玉県)、「ちょっと行くまでに時間がかかりますが、群馬県や栃木県の温泉ほど観光化してないので、のんびりできるのではと思いました」(50代女性/埼玉県)といったコメントが集まりました。
※回答者からのコメントは原文ママです
この記事の筆者:All About ニュース編集部 プロフィール
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