意外とおいしい、スーパーのベジタリアン食
かくいう筆者も、週に1度はベジタリアン食を取り入れている1人です。理由は、実は健康のためでも、社会的な意識からでもありません。「スーパーで手に入れたベジタリアンミートがおいしかったから」という、シンプルな動機でした。
食事の選択肢が激増したフランス
このように、フランスにおけるベジタリアン食はもはや、「意識高い系の人たち」だけのものではなくなりつつあります。レストランやテイクアウト店でもベジタリアン・ヴィーガン食が当たり前のようにあり、消費者の間でも、それがごく普通のこととして広まっています。背景には、フランスでは伝統的にバターやクリームなど脂質の多い食事が多かったという事情がありました。とはいえ、近年のフランスでは食のスタイルが本当に変化していて、以前よりもずっと幅広い選択肢がそろうようになっています。現在では首都パリを中心に、さまざまなプラントベースフードを味わうことができますよ。
この記事の筆者:大内 聖子 プロフィール
フランス在住のライター。日本で約10年間美容業界に携わり、インポートランジェリーブティックのバイヤーへ転身。パリ・コレクションへの出張を繰り返し、2018年5月にフランスへ移住。2019年からはフランス語、英語を生かした取材記事を多く手掛け、「パケトラ」「ELEMINIST」「キレイノート」など複数メディアで執筆を行う。



