『GOD_i』のCDリリースで勢いに乗る「Number_i」、世界に通用する魅力を再検証!

2ndシングル『GOD_i』をリリースし、勢いに乗る「Number_i」。音楽フェスへの出演やライブツアーも発表され、さらなる注目を集めています。今回は、「Number_i」の活動を振り返り、魅力を再検証します。(サムネイル画像出典:Number_i staff 公式Instagram)

『GOD_i』は日本だけでなく海外でも通用する名曲に

そして、番組出演などを経て『GOD_i』のCDリリースにつながっていきます。すでに配信されている『GOD_i』ですが、作品の魅力に改めて迫ってみましょう。これまでグループの核となる楽曲はメンバーがプロデュースしていて、平野さんは『BON』、神宮寺さんは『INZM』を担当。そして、『GOD_i』は岸さんのプロデュース曲となります。作詞にはPecoriさん、作曲とアレンジにはMONJOEさんとSHUNさんがメンバーと共に参加。これまでグループの作品で比較的激しいトラックを制作してきた布陣ですが、『GOD_i』は切ないメロディーが特徴的な楽曲となります。
 
楽曲ではコーラスやオルガンの音色を聞くことができ、世界的アーティストのカニエ・ウェストを思わせるようなアレンジも。グループとして新境地を切り開く作品となっています。神宮寺さんの美しい歌声からスタートし、徐々にNumber_iらしいダンスミュージックに突入。メンバーが鋭いラップを披露しながら転調を繰り返し、あっという間に楽曲が終了します。歌詞は、一貫してNumber_iが描いている、前を向いて歩くための指標になるようなストーリー。公式ミュージックビデオでは細かいギミックも見受けられ、楽曲・映像・パフォーマンスが芸術性の高い仕上がりになっています。
 
Number_iは、デビューから現在まで新たな魅力を次々と披露してきました。『GOD_i』でもこれまで見たことがない3人を見ることができ、さらなる進化を続けていることが分かります。そして何より、実験的な楽曲のクオリティーを考えると、3人の目標は世界に向いていることを改めて示している印象です。それくらいに『GOD_i』はJ-POPシーンでは異色の名曲で、海外でも通用する作品になっているといえます。4月にリリースされたグローバルアーティストのJackson WangさんとNumber_iのコラボ『GBAD (Number_i Remix)』もありますし、世界がぐっと近くなったような雰囲気です。

世界を見据えるNumber_iの今後に注目!

そんなNumber_iですが、5月31日、6月1日には88risingが主催する音楽フェス「HEAD IN THE CLOUDS LOS ANGELES 2025」への出演を発表。さらに、2025年秋以降にライブツアー「Number_i LIVE TOUR 2025」を開催することも決定しました。今回で、各メンバーのプロデュース楽曲も勢ぞろいしたことで、新たな試みとなる新曲の発表も期待されます。動向がますます注目されるグループとなったNumber_i。次はどんな発表でわれわれを驚かせてくれるのか楽しみです。
 
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この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

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