六本木ヒルズ「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」はファン大興奮の内容だった【6月29日まで】
六本木ヒルズ52階の森アーツセンターギャラリーでは「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」が開催中です。「ゴジラとは、何か?」という問いにアーティストたちが挑戦。飲食店では「ゴジラ」メニューも味わえます。
「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」
放射熱線で街を焼き、大都市も敵怪獣もなぎ倒す怪獣王・ゴジラ。そのゴジラをテーマにした「ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展」が、六本木ヒルズ52階の森アーツセンターギャラリーで6月29日まで開催中です。
展示風景
本展では来歴も年齢も多様なアーティストが「ゴジラとは、何か?」という問いかけに挑戦。合わせてヒルズ内の飲食店ではスペシャルコラボメニューも提供されます。
ゴジラ、六本木ヒルズに襲来!
「ゴジラ」といえば日本を代表する大怪獣であり、世界に誇る長寿コンテンツ。2016年には庵野秀明監督作『シン・ゴジラ』の大ヒットが社会現象になったほか、2024年3月には山崎貴監督の『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』(2023年公開)が日本映画として初めての第96回アカデミー賞Ⓡ・視覚効果賞を獲得して話題になりました。
本展の特徴は「ゴジラが登場する映画・作品」「キャラクターとしてのゴジラ」でなく「
アート題材としての『ゴジラ』というテーマ」をメインに扱っていること。
展示風景
ゴジラは1954年の第1作から長年のうちに、「原水爆の被害者」「戦争や災害」「巨大さ・力強さ」「不屈・不滅」「神の化身」といった、さまざまな側面を持つようになりました。そのゴジラを各アーティストがどういう風に再解釈し、アレンジするかが本展の見どころと言えます。
ゴジラ、森アーツセンターギャラリーを破壊!
展示風景
展示会場のエントランスは、いきなり瓦礫(がれき)の山! まるでギャラリー空間自体がゴジラに踏みつぶされたかのようです。
展示風景
本展は構想から2年以上を経て実現したとのことで、「ゴジラ」を感じさせる会場デザインへのこだわりは相当なもの。さながらゴジラ映画の劇中に一般人として放り込まれた気分です。
「PARADISE」 横尾忠則 TM & © TOHO CO., LTD. © Tadanori Yokoo
その先の会場内には、有名芸術家・横尾忠則氏が1985年に発表した「
PARADISE」をはじめ、ゴジラ級の力強いアートが大集合。
展示風景
映画のジオラマを思わせる作品もありました。こちらは近づいて写真撮影もOKとのこと。映画監督のような気分を味わいながら、現実と虚構の東京を行き来する「ゴジラ映画」とは何なのかを考えさせられます。