大阪万博の“十二単”ショーに批判の声「宮内庁に事前に相談したの?」。研究者は“炎上覚悟で”申す

大阪・関西万博にて開催されたとあるショーの内容が賛否を呼んでいるようです。「あり得ない」などと厳しい意見が上がっています。(サムネイル画像出典:承香院さん公式Xより)

大阪・関西万博にて開催されたとあるショーの内容が賛否を呼んでいます。一体何が?

【写真】実際のショーの様子

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「申し訳ないがこれはダメ」

4月26日に大阪万博で開催された「十二単の実演ショー」。京都きもの学院京都本校が主催したものです。共催の衣紋道 雅ゆきの公式X(旧Twitter)が「#大阪万博 の十二単ショーは無事終了しました 海と青空を背景に束帯や #十二単 が美しさをご覧いただけたのでは」と、ショーの様子を公開すると、装束の色に注目が集まる事態に。

「黄櫨染を何故、御所の御方以外がお召しなのでしょうか?京都とは思えない所業」「宮内庁に事前に相談したの?軽々しくやっていいことじゃないと思うが」「黄櫨染の装束は天皇しか着れないと聞きましたが?」「あり得ない」「申し訳ないがこれはダメ」といった批判が寄せられています。

一方で、「なぜ批判が多いのだろうか、、、表現の自由と宮内庁などからの明言がないため、着ることは自由では」と、擁護の声も上がりました。

研究者からの見解「別によいのでは?」

今回の騒動に対し、「平安時代の装束や文化を実践しながら独自に研究」しているというアカウント主の承香院さんが意見を表明。「炎上したくないのではっきりとは申しませんが(ぼんやりした表現ですみません)」と前置きしつつ、「単刀直入に申しますと、私個人としては、例の衣の件については、私は『そういうこと自体は別によいのでは?』と考えております」と述べました。

「もちろん、さまざまな意見や感覚があることは当然の事だと思います。また、私も、そういうことが単なる権威誇示や金儲けだけのためのセンセーショナルなパフォーマンスなのか、そこに深い敬意があるかないかはとても気になります」と疑問を呈しつつも、「今回少し問題にされているようなことができるようになった時代であるということ自体は国民にとっては良いことだと思いますし、また、これがダメならアレはいいの?というようなダブルスタンダード案件だらけになってしまうように思われます」と、意見しました。

その後のポストでは「極端なご意見がありましたので、私の個人としての考えと根拠を申します」とさらに言及。「近世以降、天皇しかお召しになれない『装束』の類は黄櫨染の御袍だけではありません。他にも、文様から持具にいたるまでさまざまあります。こんなことを言い出したら、世の中不適切な人だらけです。それらは問題にせず、この件だけ騒ぐのは偏りも甚だしいと私は考えます」と、改めて表明しています。

その後も「乱暴に『ダメな空気』が形成される方が、よほど文化を軽んじているように思われます」「『よくわからないのに、さまざまな匙加減で、不寛容な空気を醸成する』のは、私は危険だと思います」などと長文で意見を述べ、最後は「私は炎上覚悟で申しております」との言葉で、投稿を締めました。
 

 
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