
「Microsoft Teams」の自動起動をオフにする方法について、「All About」ノートパソコンガイドの上倉賢が解説していきます。
(今回の質問)
パソコンを起動すると勝手に「Teams」が起動してしまいます。どうにかならないんですか?
(回答)
TeamsはMicrosoftのコラボレーションツールで、チャット、ビデオ通話、各種オンライン会議などの利用が可能です。パソコンを起動した際に、Teamsの画面が勝手に開く場合がありますが、Windows自体のスタートアップの設定、Teams内の設定で自動起動を止められます。
Teamsが自動起動するワケ
「Microsoft Teams」はチャットや一対一のビデオ通話、複数人でのオンライン会議、さらにはファイル共有なども可能な便利なツールです。テレワークでの活用や離れた人とのコミュニケーションといった使い方以外にも、Microsoftの各種ソリューションと組み合わせてさまざまな形で使用できます。Windowsパソコンだけでなく、各種スマートフォンやタブレット、Macなどでも利用ができるため、主要なIT機器を使っていれば、誰とでも高度なコラボレーションができるのも魅力です。Teamsのようなコラボレーションツールは、起動して待機状態にしていないとチャットなどに気づけません。そのため、Teamsはインストール時に自動起動が有効になっています。この自動起動設定が有効になっているのが勝手に起動する原因です。
自動起動をオフにするには?
Teamsは便利なツールですが、オンライン会議でしか使わない、他のツールを使っているなど、頻繁に使わないという人もいるかもしれません。そのような理由で自動的に起動させたくない場合は、Windowsのスタートアップの設定などで、自動起動をオフにします。Windowsでの設定方法
「設定」→「アプリ」→「スタートアップ」と進み、「Microsoft Teams」のスイッチをオフにします。Teams内での設定方法
Microsoft Teamsを起動し、「設定」→「システム」→「Teamsを自動起動する」のチェックを外します。Windowsのみならず、Macにも同様のスタートアップ設定は存在するので、必要に応じて設定を変更しましょう。
また、スタートアップ設定を確認する際、他にもあまり使わないものが自動起動になっていれば外しておきましょう。逆に、普段毎回手動で起動しているようなソフトがあるなら、ここに追加しておけばパソコン起動時に自動的にそのソフトが起動するようになります。
そのほかに、Teamsのソフトが2つインストールされてしまっていることもあります。これは、2023年10月に別のソフトとして新しいバージョンが公開されているためです。2024年には完全に切り替わっているので、リリース日が古い方はアンインストールしてかまいません。
この記事の筆者:上倉 賢
PC(パソコン)のニュースサイトがほとんどなかった10数年以上も前から、個人でノートパソコンに関する情報をWebで発信し続けている。それをきっかけに、現在はノートパソコン専門ライターとして活躍。新聞や雑誌などでもノートパソコン選びの執筆を行っている。
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