センターで天才ダンサー・KAIが除隊! 再始動の期待が高まるK-POPボーイズグループ「EXO」をおさらい

2025年2月10日に召集解除されたK-POPグループ・EXOのメンバー、KAIさん。センターで天才ダンサーの彼が帰還したことでグループ活動の再開に期待が高まる中、今改めてK-POP第3世代を代表するグループ、EXOについて紹介します。※サムネイル写真:Mydaily/アフロ

今改めておさらいしたい「EXOってどんなグループ?」

矢野:正直に言うと、僕は母の影響でBIGBANGや少女時代は好きで聞いていたのですが、次に夢中になったのがTWICEだったので“K-POP空白期”があります。もちろんEXOの名前は知っていても、きちんと通ってきていないんです。
 
ゆりこ:私もK-POPファンとお話しする中で、意外と矢野さんのような人が多いのを肌で感じています。年齢は関係なく、いつK-POPにハマったかというタイミングによると思います。特にコロナ禍をきっかけに聞き始めた人はピンとこないかもしれない。でもお任せください。まず、そもそもEXOとは? という基礎情報からお伝えします。

EXOとは
・2012年にSMエンターテインメントより韓国・中国で同時デビュー(日本デビューは2015年)。
・K-POP第3世代の始まりとなった代表的グループ。韓国では『Growl(ウルロン)』のヒットにより社会現象に。
・現在のメンバーは9人。スホさん、シウミンさん、ベクヒョンさん、チェンさん、チャンヨルさん、D.O.さん、KAIさん、セフンさん、レイさん(中国で活動中)。
※過去にはルハンさん(中国で活動中)、タオさん(中国で活動中)、クリスさん(刑事事件で服役中)が在籍していた。
・グループ名の由来は太陽系外惑星を意味する「exoplanet」。“未知の世界から来た新たなスター”という意味が込められている。
・デビュー当初は韓国人のみで構成された「EXO-K」、中華圏をターゲットにした「EXO-M」の2ユニット制でスタート。同じ曲を韓国語Ver.、中国語Ver.でリリースしていた。
・デビュー後3年以内にクリスさん、ルハンさん、タオさんの3人が相次いで脱退。その後2ユニット制ではなく「EXO」に統一される。
・ファンクラブ名は「EXO-L」(通称エクセル/エリ)。かつてチームが「K」と「M」に分かれていたためアルファベットのKとMの間にある存在としてファン=「L」となった。
・スローガンは「WE ARE ONE」「EXO サランハジャ!(愛そう)」。
・代表曲は『Growl』『LOVE ME RIGHT』『Tempo』『Love Shot』など。

・2023年に『The First Snow』(2013年発売)がSNS上でバズり、再び各種チャート1位に。
矢野:「EXO-M」とは、NCTでいうWayVのようなチームですか? 最初は中国市場を狙っていたんですね。でも中華系メンバーが続々と去ってしまったと。
 
ゆりこ:そうなんです。EXOはデビュー後まもなく大ブレーク、成功したグループでもありますが、その分若くして苦労したグループでもあります。私の記憶では若干EXO-Mのほうがファンが多かったんじゃないかな。中でもEXO-Mのセンター、ルハンさん(現在は中国で俳優として活動中)の人気は絶大でした。アイドルとしての華と才能を全て持ち合わせていた人だったのですが、EXOの人気がうなぎ上りの最中に専属契約無効訴訟を起こして去りました。結局3人が相次いでグループから脱退するという悲劇。私、当時M派だったので、本当にワンワン泣きましたよ。
 
矢野:えっ、ブレーク直後なのにもったいない……。理由は何だったのでしょうか。
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ブレーク直後に脱退した理由
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