リニューアルした横浜美術館で「おかえり、ヨコハマ」鑑賞リポート! 横浜を描いた作品や名作がずらり

横浜美術館が2025年2月8日に全館リニューアルオープン。それを記念した展覧会「おかえり、ヨコハマ」が6月2日まで開催されます。「横浜」「多様性」を鍵とし、同館コレクションを中心に新たな視点で紹介。

「YES’89」にあわせ横浜美術館が開館

「第7章 美術館が、ひらく」展示風景
「第7章 美術館が、ひらく」展示風景

1989年、「横浜博覧会(YES’89)」にあわせて丹下健三設計の横浜美術館が開館。「第7章 美術館が、ひらく」では、YES’89のにぎわいを知る世代には懐かしい、当時の資料の数々が展示されています。

「第7章 美術館が、ひらく」展示風景より、ポール・セザンヌ《縞模様の服を着たセザンヌ夫人》1883-85年
「第7章 美術館が、ひらく」展示風景より、ポール・セザンヌ《縞模様の服を着たセザンヌ夫人》1883-85年

あわせて、開館前後に収蔵され“横浜市民”となった、同館コレクションの名品を新たな視点で読み直します。モデルとして描かれているセザンヌ夫人やピカソの恋人の新たな事実も!? 作品の近くに掲出されている「コラム」に注目です。

子どもが見やすく、分かりやすい展示を

「第8章 いよいよ、みなとが、ひらく」展示風景。子どもの身長に合わせて低い位置で展示されている
「第8章 いよいよ、みなとが、ひらく」展示風景。子どもの身長に合わせて低い位置で展示されている。左:ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年 右:マリア・ファーラ《ルーム・サービス》2021年(一部)

第8章 いよいよ、みなとが、ひらく」は、子どものために作品を選び、「子どもの目でみるコーナー」が設けられています。作品を子どもの身長に合わせて低く展示し、子ども向けの解説も付けられています。

「第8章 いよいよ、みなとが、ひらく」展示風景より、奈良美智《春少女》2012年、 奈良美智《横浜の子どもたちへ》2001年(C)YoshitomoNara
「第8章 いよいよ、みなとが、ひらく」展示風景より、奈良美智《春少女》2012年、 奈良美智《横浜の子どもたちへ》2001年(C)YoshitomoNara

奈良美智《春少女》(2012)の横には奈良美智さんのドローイング《横浜の子どもたちへ》(2001)も展示されています。普段は「子どものアトリエ」に保管されているため、鑑賞できる絶好の機会。ぜひ、お子さんと一緒にご覧ください。

ゲーム感覚で作品を楽しむツールも随所に設置されている
ゲーム感覚で作品を楽しむツールも随所に設置されている

このほか「こどもミッションシート」や「ビビっと! びじゅつ探検カード」など、ゲーム感覚で作品を楽しむツールも用意されています。

あわせて、3階展示室で同時開催の新収蔵作品を紹介するコレクション展「新収蔵作品特別展示——淺井裕介《八百万の森へ》」「新たにむかえた作品たち——生活・手仕事・身体」も観覧可能です。こちらも見ごたえがありますので、お見逃しなく。

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