外国人に向けて日本を紹介する、きらびやかな作品の数々

「第3章 ひらけた、みなと」では、開港後の横浜で外国人に向けて制作された作品が並びます。みやげ品として制作した、五姓田芳柳とその子ども・五姓田義松の人物画の色鮮やかさ、横浜に窯をかまえた宮川香山の高浮彫の精巧さに注目。

横浜で初めて《Y市の橋》シリーズが集合!

「第5章 また、こわれたみなと」では、関東大震災後の復興から戦時下まで、繁栄を謳歌(おうか)しながら、少しずつ時代の波にのまれてゆく横浜の姿を、川や橋の風景に探ります。
洋画家の松本竣介を代表するシリーズ《Y市の橋》は、横浜駅近くの月見橋を描いた作品。Y市=横浜市でありながら、横浜で初めてまとまった展示が見られる貴重な機会となりました。なぜ繰り返しこの橋を描いたのか、作品群を通して感じてみてください。