飛行機代0円、無料宿泊……旅のプロに聞いてみたら、旅費「節約」テクがこんなにもあって驚いた

「昔の方が安く旅ができた」と言われて久しいが、工夫次第で旅費を節約する方法は“実は”いくつもある。旅行に行きづらい今こそ、グレードを落とすことなく旅行費用を安くする方法を旅行ジャーナリストが教えてくれた。

ハワイは日本人の定番人気。日本から距離がある分、マイルもかしこく貯めたい
飛行機の旅は移動費用が大きくのしかかるが、工夫次第で節約はもっとできる
旅行に行きづらい。最たる理由は、以前より旅行費用が高くなったことだろう。しかし日々の生活などでの「工夫」次第で、旅費が節約できるテクニックは“いくつも”ある。

本当に「0円」で飛べる特典航空券はある?

旅行費用の多くの部分を占めるのが「航空券」だ。航空券代を浮かす手段で最たるものが、貯まったマイルと交換する「特典航空券」の活用。

例えば日本航空(以下、JAL)の場合、東京-ソウル間を往復1万5000マイルから交換できる。この路線は通常で往復6万円ほどするため、2名分で12万円が浮くのは大きい。
ANAやJALでは貯まったマイルで航空券に交換できるが、燃油サーチャージなどは別途支払いが必要
ANAやJALは「貯まったマイル」を航空券に交換できるが、燃油サーチャージなどは別途支払いが必要
ただ、JALや全日空(以下、ANA)など日系航空会社の場合、燃油サーチャージ(※)が韓国線で往復5000円、欧米線で往復5万円もするのに加え、空港使用料も(渡航国によって異なるものの)最低でも1万円程度は支払わないといけない。長距離の国際線では一時期、諸税だけで10万円近いこともあった。

※2024年12月1日から2025年1月31日までの発券分(JALの場合)

一方、外資系航空会社の中には、これらの支払いが不要で、本当に「0円マイル発券」できる特典航空券も存在する。日系でなく外資系航空会社が発行するクレジットカードでマイルを貯め、提携するANAやJALで特典利用する人も少なからず存在するのはこのためだ。

マイラー上級者は燃油サーチャージが加算されない「海外発券」も活用する。
次ページ
東京ーバンコク間が10万円→3万円強になる方法?
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    2025年は「日本のホラー映画」が大豊作! “怖いだけではない12作品”を全力紹介してみた

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    内祝いの“半返し”にモヤモヤ……最初から半額でよくないですか? 海外にもお返し文化ありますか?

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    【2025年6月引退】さよなら、カシオペア! 豪華寝台特急の思い出を懐かしの写真とともに振り返る

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    利用者増加はもはや既定路線? 退職代行サービスが「当たり前」になった未来の日本で起きること