JR青梅線「拝島駅」には何がある? 米軍基地だけじゃない、多摩川&玉川上水のある自然の街。石川酒造も
JR青梅線内で、立川駅と青梅駅のほぼ中間にあたる「拝島(はいじま)駅」。在日米軍横田基地の南端に近い場所にあり、牛浜駅や福生駅周辺とも並んで「基地の街」という印象を持たれがちですが、駅を降りた先の街中には何があるのでしょうか。
拝島駅から横田基地は歩いて十数分
日米友好祭へ行くときは、この三角地帯が「信号待ちが長い」「行先を間違えやすい」と地味に難所
日光橋を渡って少し進むと国道16号と五日市街道の合流する三角地帯にぶつかり、一気に視界が開けます。
横田基地へ行くときは「左側の歩道」を進むこと!(詳細は後述)
この太く広い道に沿って北方向へ歩いた先にあるのが横田飛行場、いわゆる「
横田基地」です。
フェンスと鉄条網、「AIR FORCE」の字が、あの向こうにあるのがアメリカだと実感させてくれます
1940年に大日本帝国陸軍の飛行場として開設され、戦後に連合国軍に接収された横田飛行場は、現在でも在日米軍の極東における最大拠点とされています。日本国内に米軍の基地が置かれている是非についてはさまざまな意見がありますが、現状この基地が日本の国防にとっても、日米協力にとっても重要な場所であることは間違いないでしょう。
ここで何かアメリカンなズボンとかを探そうかな? とも思いましたが、時間がかかりそうなので断念
国道16号沿いには、ところどころにアメリカンな店舗が点在しています。
街中によくある流線型で柔らかい印象の教会とは、また違った雰囲気
こちらは横田教会。キリスト教の教会そのものは珍しくはないですが、横田教会は無骨でガッチリした建物やロゴが印象的。米軍の兵士や将校も、休日などは基地から外出し、教会で礼拝をしているのでしょうか。
この日は横田基地入口へ向かう途中で左折
毎年5月中旬頃に開催される「
日米友好祭(フレンドシップ・フェスティバル)」の際は、ここの長い歩道が基地へ向かう来場者で埋め尽くされます。初めて参加する人は基地に入る前から驚くことでしょう。友好祭の出し物も、広大な基地内での落下傘部隊の実演、米軍のブラスバンド隊によるコンサート、米軍&自衛隊の軍用機の展示など見どころいっぱいです。
日米友好祭(2015年)にて筆者撮影。こうした戦闘機を間近で見に、多くの来場客が詰めかけます
「
七面鳥の脚まるごと1本使ったスモークターキー」「
糖分とカロリーが凄そうなクリームたっぷりのホールケーキ」「
アメリカ本国でのみ販売のカラフル&ビッグなスポーツドリンク」など、友好祭でしか口にできない飲食も多くて楽しいですよ!
なお、前述の通り、日米友好祭へは拝島駅から徒歩でのアクセスが推奨されていますが、拝島駅から横田基地の入り口(第5ゲート)は約1.5キロメートルと距離が離れているので、開催時期によっては歩行中の熱中症などに注意した方がいいでしょう。
この黄色い注意看板の通り、歩道を右側から行こうとすると途中でUターンする羽目になるので注意!
また、国道16号沿いの歩道は基地寄りの片側が途中行き止まりになっており、横田基地までたどり着けないので注意を。友好祭当日は警察や警備員が交通整理をしており、聞けば案内もしてくれますので必ず指示に従いましょう。