七箇の善日(ななこのぜんにち)とは、昔の暦の最下段に書かれていた日々の吉凶を表す「暦中下段」のうち、縁起が良いとされる「天赦日」「神吉日」「大明日」「鬼宿日」「天恩日」「母倉日」「月徳日」の7つの吉日の総称です。
2024年9月13日は、この七箇の善日のうち、「鬼宿日」「天恩日」「母倉日」「月徳日」の4つが重なるスペシャルデー! それぞれの吉日がもたらすご利益とは? 「やるといいこと」「やらないほうがいいこと」と併せて紹介します。
9月13日に訪れる七箇の善日とは?
鬼宿日
鬼宿日(きしゅくにち)とは、鬼が宿(家)の中にとどまり外を出歩かないとされる日。鬼に襲われたり邪魔をされることなく、何をしてもうまくいく吉日といわれています。
また、鬼宿日はお釈迦(しゃか)様が生まれた日としても知られています。月に1度しか訪れない希少な日で、「二十八宿(にじゅうはっしゅく)」といわれる天文学を基にした暦の中では、最も縁起のいい吉日です。
何をするにも吉ですが、婚姻にまつわることにだけは不向き。「鬼が家(宿)の中にいる日に嫁入りをすると、嫁と鬼が鉢合わせしてしまう」と考えられているからです。家庭運への影響が心配な人は避けるのが無難でしょう。
月徳日
月徳日(つきとくにち・がっとくにち)は、「その月の福徳を得られる日」。その月の神様がいるため、何をするにも支障がなく、全てのことがいい結果につながるといわれている吉日です。
特に引っ越しや家のリフォーム、不動産の契約など、土に関することとの相性がいいとされています。
母倉日
母倉日(ぼそうにち)は、「母が子を育てるように、天が人を慈しむ」という意味があり、さまざまな慶事を行うのに最適な吉日とされています。
特に入籍や結婚式などの婚姻関係や、引っ越し、家の新築、リフォームなどの住まいに関することなど、子どもを産み育てることへつながることを行うのにとても縁起のいい日といわれています。
また母倉日は、大きく成長させたいことや、発展させたいことを始めるのにも最適な日。起業や開店、会社の登記など、仕事関係のスタートにもおすすめです。
天恩日
天恩日(てんおんにち)とは、「天の恩恵を全ての人が受ける日」とされ、万事に対して縁起が良いといわれている吉日です。
天恩日は、1度巡ってくると5日間続くのが特徴で、2024年9月に訪れる天恩日は、9月12日から9月16日まで。開運期間が長く続くことから、1日では終わらない祭事はこの期間するといいでしょう。人生における大切なイベントや、人生を大きく変化させるような行動をスタートさせるのも吉。
9月13日にやるといいこと
全ての吉日に「何をやっても縁起がいい」という要素がある9月13日は、人生において転機となるような物事をスタートするのにぴったりな吉日です。天や神様の恩恵が、始めた物事を望む方向へとスムーズに導いてくれるでしょう。
【やるといいこと】
・引っ越し
・新築やリフォーム
・不動産の契約
・慶事
・開店、開業
・新規事業
・副業
・会社の登記
・投資
・口座の開設