中央特快が止まらない「武蔵境駅」には何がある? 商店街やサウナで充実の“昭和レトロな街”だった
JRは中央線のみ、中央特快も止まらない、なんだかちょっと「地味」な印象の「武蔵境駅」。でも、実際に歩いてみると買い物環境やおしゃれな公共施設など、充実した居心地がいい街でした! 実際にどんな街が広がっていたのか、詳しくリポートします。
北口も商店街やスーパーなど店舗がそろう
ここまで紹介してきた施設は全て駅の南側ですが、駅北側も地味ながら店舗が多く、生活上の利便は良好。その代表が北口から真っすぐ伸びる
「武蔵境すきっぷ通り商店街」です。
南北200メートル程の距離に80弱の店舗が集中し、
「吉野家」「餃子の王将」「松屋」「魚民」「モスバーガー」など飲食チェーン店があまた。昔ながらの青果店
「みどりや」、
郵便局もあり、ちょっとした食事や買い物に便利です。
活気にあふれたすきっぷ通り商店街の「いかにも商店街らしい」風景も人気で、アニメ『SHIROBAKO』(TOKYO MXほか)、『甘々と稲妻』(読売テレビ系ほか)でも舞台として登場し、知名度を上げています。
すぐ近くにあるのが
「業務スーパー」の武蔵境店。こちらも日々の買い出しに重宝するはずです。
業務スーパーは品ぞろえの豊富さや商品ボリュームに対する安さで有名ですが、特に武蔵境店は入り口前のテントやその奥で、野菜や果物などの「毎日特売! 大特価市」を実施。物価高の昨今では野菜も値上がり気味なので、こうしたお店があると(お財布が)うれしいですね……!
芸術好き必見の「武蔵野スイングホール」
加えて、駅北口の複合施設内にあるのが
「武蔵野スイングホール」。
こちらではピアノやジャズのコンサート、落語の寄席などのイベントも行われています。音楽や芸能を趣味にする人は公演情報を調べてみるとよさそうです。
なお、同じ施設には
「ロイヤルホスト」「ドトール」などの飲食店や複数のショップ、オフィスも入居しており、その中にはアニメ『とある魔術の禁書目録(インデックス)』シリーズ(AT-Xほか)で有名なアニメ制作会社
「J.C.STAFF」も。
武蔵境駅はアニメ好き、サブカル好きにとっても見どころの多い街のようです。
【結論】武蔵境は、駅チカにオールインワンで住みやすさ抜群!
武蔵境は街そのものはコンパクトながら、駅ナカ商業施設が2つに、南口のイトーヨーカドー、北口のすきっぷ通り商店街など、買い物スポットが盛りだくさん!
文化系施設も充実しており、住環境が非常に豊かなベッドタウンの1つです。休日にちょっと途中下車してみるのはもちろん、JR中央線沿いで住みよい街をお探しの人は、ここに生活の拠点を構えるのもよさそうですね。
この記事の筆者:デヤブロウ プロフィール
都内在住の街歩きライター。Yahooエキスパートとして台東区の地域情報を発信するほか、「macaroni」など複数メディアで執筆を行う。飲食店、博物館、銭湯巡り、寺社探訪を中心に地域情報を発信中。東京シティガイド検定を取得済み。