YouTuberのジョーブログさんが広島に原爆が投下された8月6日に合わせて、1本の動画を公開しました。
ジョーさんが伝えたい、似島の真実とは……
ジョーさんが、「着きました~!」と船を降りたのは、広島県広島市西区に位置する似島(にのしま)で、釣りやキャンプなどを楽しめる人気の島と紹介しますが、広島に原爆が投下された79年前の“8月6日”に「深い関わり」があると言い、原爆投下後に多くの人たちがこの島に運び込まれたと説明します。
船を降り、島内にある似島歴史資料館を訪れたジョーさん。同館では男性スタッフから、似島は帰還兵らの検疫所であったということや、外国人捕虜も島内にある収容所に収監されていた歴史のほか、原爆の投下後、救護のために1万人以上もの被爆者が運び込まれたにもかかわらず、「(島を)出ていった人たちは500人居たか1000人居たか分からない」「検疫所が被爆者の手当てをしたのはわずか3週間程度なんですけど その中でも8~9000人の人が亡くなった」という過去を聞きました。
「水上特攻隊というのも居たんですよ」
さらに、「もう1つ被爆のことでお伝えしておきたい」と男性スタッフは切り出し、「零戦の特攻隊や潜水艦の特攻隊は知られてるんですけど」「水上特攻隊というのも居たんですよ」とジョーさんに話しかけ、同隊の作戦などを詳細に語り、「ただ原爆だけに焦点を当てて 被害に遭いました 悲惨でした だけじゃなしに実はその原爆が落ちた理由は軍都広島だからというのもあるし さかのぼってみることによって より平和を考えることになるんじゃないか」とコメントしています。
資料館を後にしたジョーさんは、「今現代に生きててそういうことを二度と繰り返したらあかんっていう責任が問われている」とカメラに向かって訴え、当時の惨状を知る人たちも高齢になり、「伝承していく人たちがいないから」「だからこそYouTubeに残したい」と思いを視聴者へ伝えました。
また、動画のコメント欄でも「これは実際に起きたことで、僕たちはこの出来事から目を背けてはいけない」「戦争の悲惨さ、当事者の苦しみをほんの少しだけでも知ることで、僕たちはそのようなことを二度と起こしてはいけないと今一度、この日に考える必要がある。そこから日頃の日常生活の幸せや有り難みを噛み締めましょう。そして、これからの世代にしっかりと伝えていきたいと思い、今回取材することにしました」と、つづっています。似島を知らないという人は、本動画を視聴してみてはいかがでしょうか。