所属するアイドルグループ「Snow Man」での活動だけでなく、俳優として次々と話題作に出演している目黒蓮さん。2024年7月1日から放送がスタートした『海のはじまり』(フジテレビ系)では、主演を務めています。この作品で目黒さんは、「月9ドラマ」の初主演を務め、さらに父親役に自身初挑戦。初回放送でも神演技を披露し、俳優としての進化を見せ付けました。
この記事では、『海のはじまり』の放送を記念して、これまでの目黒さんの俳優としての活躍を、元テレビ局スタッフの筆者が解説していきたいと思います。
『海のはじまり』で主演を務める目黒蓮のプロフィールは?
まず、目黒さんのプロフィールをおさらいしたいと思います。目黒さんは、2010年10月にジャニーズ事務所(現・STARTO ENTERTAINMENT)へ入所。2016年にはユニット「宇宙Six」のメンバーとなり、舞台などへ出演します。スタイル抜群だった目黒さんは、2018年にはファッション誌『FINEBOYS』(日之出出版)のレギュラーモデルとなり、高い注目を集めます。その後、2019年1月には「Snow Man」へ加入し、CDデビューを経て現在の大ブレークを達成することに。
『教場II』と『消えた初恋』で俳優として注目を集める
個人では、2021年に出演した『教場II』(フジテレビ系)で演技力の高さが注目されます。事務所の大先輩である木村拓哉さん主演の人気ドラマシリーズで、目黒さんは警察一家に生まれたエリート・杣利希斗を担当。人生初という短髪姿を見せ、冷静な観察眼を持つクールな青年を演じました。希斗は親との関係に悩み自暴自棄になる場面もあり、かなり難しい役どころ。繊細な性格の希斗を丁寧に演じたことで、目黒さんは俳優として評価を受けることになります。
さらに、2021年10月からは『消えた初恋』(テレビ朝日系)に出演し、道枝駿佑さんとW主演を担当。この作品は『教場II』とは雰囲気がガラリと変わり、漫画原作らしいコミカルな演技を随所で見せます。
目黒さんが演じた井田浩介は、バレー部に所属している男子高校生。まじめで真っすぐな性格の持ち主で、思ったことはストレートに口にしてしまう硬派なキャラクターです。井田は、道枝さん演じる青木想太が自分のことを好きだと勘違いし、奇妙な友情と恋心が芽生えていきます。
どこまでも真っすぐでピュアな井田を、目黒さんは上手に“おふざけキャラ”にならないように表現。絶妙な役作りをすることで、男子高生たちの一生懸命でちょっぴりおバカな恋と青春を描き切ることに成功しました。