川口春奈さん、木南晴夏さん、畑芽育さんが3姉妹として共演するドラマ『9ボーダー』(TBS系)。6月14日に放送された第9話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに最終回の見どころを紹介します。
第9話のあらすじ
身元が判明し家族のいる神戸へと帰るコウタロウ(松下洸平)を空港まで追いかけるも、間に合わず会うことができなかった七苗(川口春奈)。夜行バスに飛び乗って神戸へ向かい、コウタロウが副社長を務める不動産会社を訪ねると、婚約者・百合子(大政絢)からそっとしておいてほしいと頭を下げられます。
一方、コウタロウは記憶は戻らないながらも百合子の献身的なサポートを受け、副社長の仕事に復帰。七苗に電話し「落ち着いたら戻る」と伝えるも、七苗は「コウタロウさんもそっちで頑張って」と突き放し、コウタロウからの電話に出ないようになります。百合子との結婚の話も進み、もどかしさを感じるコウタロウ。
六月(木南晴夏)、八海(畑芽育)、陽太(木戸大聖)らに心配されつつも、コウタロウへの思いを誤魔化すかのように、おおば湯の改装準備に没頭する七苗。ついにおおば湯がリニューアルオープンしたある日、40歳の誕生日を迎えた六月は、松嶋(井之脇海)からプロポーズを受けます。
海外で働く夢へと歩む決意をした松嶋からのプロポーズに、どう応えるのか悩む六月。七苗もまた、六月や八海に背中を押され、コウタロウとの恋に決着をつけるべく電話をかけます。コウタロウに会えたから「本当の自分を取り戻せた」と感謝と思いを伝える七苗。コウタロウは元の生活に戻る決心を伝えるのでした。
七苗とコウタロウの恋はこのまま終わってしまうのか?
コウタロウとの電話を切った後、「どうしよう。大好きだった」と涙をあふれさせる七苗に寄り添い、そっと抱き締める六月と八海。切なさが募る中で姉妹の絆と優しさが染みるラストシーンでした。一方、コウタロウは自身を支えるため仕事を辞めるという百合子に「ちょっと話せる?」と声をかけ、何を語ろうとしているのか気になるところで最終回へ。
X(旧Twitter)では、「最後の七苗の電話で泣けた…いいなぁ、姉妹って」「コウタロウは優しくて情に熱い男だからな、ゆりこさんの粘り勝ちか…」「せめてハッピーエンドであれと切実に願う展開」「切なすぎる」「あまりにもつらすぎて久しぶりにドラマで号泣した」「最終回みんな幸せになって」などのコメントが殺到しています。
リニューアルしたおおば湯の集客に伸び悩み、頭を抱える七苗。さらに再開発計画により、おおば湯を含む商店街が丸ごと立ち退きを要請される事態に。しかもそれはコウタロウが働く会社のプロジェクトで――。
元の生活に戻る決心をしたコウタロウが、愛と感謝を向ける七苗とおおば湯、商店街の人たちのために立ち上がる展開を期待してしまう最終回。モヤモヤと焦りを抱えながらも前に進んできた3姉妹たちの恋の行方、人生の選択に注目です。
『9ボーダー』あらすじバックナンバー
・第8話・第7話
・第6話
・第5話
・第4話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。