夫の不倫相手をSNSで晒した女性、担当弁護士が異例の声明発表「緊急」「とんでもない事態」の事実は一切なし

夫の不倫相手の個人情報などをSNSで晒し、名誉毀損の疑いで逮捕された女性の弁護士がXで、「偽者に騙されないで」と注意喚起をし、話題を呼んでいます。(サムネイル画像出典:山田大介弁護士の公式Xより)

山田大介法律事務所(山口県山口市駅通り)の山田大介弁護士が5月25日、自身のX(旧Twitter)を更新。自身が弁護した女性について、情報を発信しました。
 

【実際の投稿:名誉毀損で逮捕された女性の弁護士、Xで注意喚起】

名誉毀損の疑いで、女性が逮捕

5月上旬、夫に不倫された一般人の妻が思いをつづったXアカウント「み」では、不倫相手の女性に関する情報などを晒し、話題に。14日、元迷惑系YouTuberのへずまりゅうこと原田将大(以下、へずま)さんが「み」さん逮捕の報道記事をXで拡散し、大きな反響を呼んでいました。
 

山田弁護士はポストで、「当職は,X(旧ツイッター)上で『み』というアカウント名で投稿を行っていた女性についての名誉毀損事件の弁護人を担当した弁護士」と名乗り、「同事件について、名誉毀損事件という事件の性質上、本来であれば情報の発信、拡散は避けたいところですが、『み』さんの意図とは異なる情報、虚偽の情報が出回っており、特に、『み』さんを善意でご心配頂いている方に誤解を生じさせてしまっているかと考えられます。何卒、第三者の発信する情報に惑わされませんよう」と注意喚起をしました。

また、声明文も併せて公開。「当職は,同人についての民事事件を担当した弁護士とは別人であり,かつ,第三者が手配した弁護士ではありません」と前置きした上で、「み」さんが一時的に静養中であると明かし、「『緊急』,『とんでもない事態』が発生したという事実は一切ございません」と否定しました。これは、へずまさんが24日にXで投稿した「【緊急】みさんがとんでもないことになってしまった」というポストなどを、示唆していると思われます。

「第三者」について言及

さらに同文書では、「当職以外の第三者が『み』さんの意向を受けて情報発信を行うことは絶対にありません」と赤字で書かれており、「勾留期間中,『み』さんから第三者に何かの情報発信や拡散を依頼した事実はなく,『み』さんに差し入れられた第三者からの手紙は,弁護人を明かすよう依頼した1枚のものしかなく,『み』さんが本件事件について,第三者と何らかの意思のやりとりをした事実は存在しません」とあります。続けて「当職が,第三者から接触受けたり,何らかの文章を渡された事実もありません」ともつづりました。
 

これもへずまさんがXで発信した「みさんからは面会を断られましたが本や現金などの差し入れは受け取ってくれた」という17日のポストや、22日の「みさんの弁護士が誰だか分かりました。不起訴の署名活動で得た2万票の資料を渡そうと思います」というポストを示唆しているのではないかと思われます。最後に、「み」さんはこれ以上、この事件の拡散を望んでいないとして、「苦しみから過ちを犯してしまった彼女について,これ以上の新たな苦しみをあたえることに参加されないよう,心よりお願い申し上げます」と、訴えています。

「み」さんのXアカウント復活も否定

しかし、へずまさんは25日、「みさんのサブ垢が動いています。DM解放されているので応援メッセージがある方は送ってあげて下さい」とポスト。山田弁護士も同日、「『み』さんのアカウントが復活した事実はなく、今後復活することもありません。偽物に騙されないで下さい」と再度、注意喚起をしました。
 

山田弁護士のポストには、「『み』さんに心が落ち着く日々が訪れますように」「個人情報などの秘密保持のことを考えると、そう易々と正しい情報がXのような媒体で発信されるとは考えにくい」「『み』さん悔しいでしょうね。法律は弱い者を救ってくれませんね」「相手の不倫女に対しての慰謝料請求をして相手の女こそ社会的制裁を受けて欲しい」など、さまざまな声が寄せられました。
 

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