アミューズ、名誉毀損について注意喚起。リポストは違法との過去の判決を持ち出す「法的責任が発生」

芸能事務所のアミューズ法務部は5月23日に公式Xを更新。名誉毀損(きそん)について説明しました。SNS使用者に対しての注意喚起が目的のようです。(サムネイル画像出典:アミューズ法務部公式Xより)

芸能事務所のアミューズ法務部は5月23日に公式X(旧Twitter)を更新。名誉毀損(きそん)について説明しました。

【実際の投稿:アミューズ、名誉毀損について言及】

「罰則もある犯罪行為です」

同アカウントは「当社とは無関係の名誉毀損事件についてですが、東京高等裁判所が、2022年11月10日、名誉毀損ツイートをリツイート(現在の「リポスト」)することがその事案においては違法であるとの判決を出しました」と過去の判決についてつづり、「SNSのご利用に際しては、名誉毀損ツイートをリツイート(現在の「リポスト」)することにより法的責任が発生することもあるということについてもご認識いただく必要があるといえます」と、多くの人が気軽に行うリポストについて注意喚起をしました。

さらに「名誉毀損になりえることとは別に、SNSへの書込みやDMで誹謗中傷を繰り返す行為は迷惑防止条例で定められる『つきまとい行為』に該当する場合もあります。この迷惑防止条例違反は、罰則もある犯罪行為です」と、名誉毀損以外の犯罪にも言及しています。

滝沢ガレソさんに対し法的措置を検討

同日、滝沢ガレソさんのポストに対し、法的措置の検討を表明した同アカウント。いまだ滝沢さんの当該ポストが消されていないことから、改めて多くの人に向けて注意喚起をしたものと思われます。今後の展開はどうなっていくのか注視するとともに、我々もSNSの使い方には気を付けたいですね。
 
次ページ
関連ポストを見る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 植草美幸の恋愛・結婚相談ー編集部選ー

    44歳、スペック自慢の学歴厨? 実家は太いが強烈な実母の高望みに応えられるのか?

  • ヒナタカの雑食系映画論

    「倍速視聴とスキップ」「ながら見」をしてしまう理由は? 新卒社員の本音に、映画オタクが“ガチ回答”

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    羽田空港行きの1番列車が発車! 外観も車内も“台湾づくし”の京急「ビビビビ!台湾号」運行開始

  • 世界を知れば日本が見える

    「iPhoneに盗聴されている気がする」会話内容が広告表示されるのは“錯覚”か。デジタル広告の正体とは