「立憲民主党が自民党をリード」次期衆院選の比例投票先調査。岸田内閣支持率は2割未満に
選挙ドットコムとJX通信社の意識調査によれば、次期衆院選の比例投票先で立憲民主党が自民党を上回り、岸田内閣の支持率は2割未満でした。最も投票したくない政党は自民党が最多で、次期衆院選では野党勢力による政権交代を求める声が多数を占めました。
イチニが運営する選挙ドットコムは、JX通信社と共同で毎月実施している全国意識調査の最新結果を発表しました。2024年5月度の調査は11日と12日の2日間で行われ、日本国内の18歳以上の男女を対象に、電話調査(有効回答数976件)とインターネット調査(有効回答数1000件)を実施しました。
「立憲民主党」が自民党を上回る
電話調査で次期衆院選比例投票先について聞いたところ、「立憲民主党」が自民党を約10ポイント上回る結果となりました。一方、ネット調査での傾向に大きな変化は見られませんでした。
「岸田内閣」支持率は2割を下回る結果に
「岸田内閣」の支持率は、電話調査で前月から約6ポイント減の2割を下回る結果に。不支持率も7.9ポイント増と大幅に上昇しました。一方、ネット調査では支持率が2.2ポイント増、不支持率は4.2ポイント減となりました。
「投票したくない政党」は自民党が最多
「もしも、すぐに衆議院選挙が行われた場合、あなたが最も投票したくない政党はありますか?」との質問に対し、電話・ネット調査ともに「自民党」が最多となりました。特に電話調査では50.9%と半数以上が自民党を選択しています。
また、次期衆院選の望ましい結果として、電話・ネット調査(「分からない、答えない」を除く)ともに野党勢力による政権交代を求める声が最も多くなりました。衆院解散の時期については、自民党総裁選までに行うべきとの回答が最多でした。
2026年度から導入予定の「子ども・子育て支援金制度」については、電話・ネット調査ともに反対が賛成を上回る結果となりました。