2024年春クールは「30分ドラマ」がアツい! 永瀬廉主演の『東京タワー』などおすすめドラマ3選

春ドラマもさまざまな作品が各局で放送されていますが、今回は少し短めに設定されている30分ドラマの魅力を紹介。元テレビ局スタッフが厳選した30分ドラマを紹介し、その面白さに迫っていきます。(サムネイル画像出典:『東京タワー』公式Instagramより)

『お迎え渋谷くん』は主演・京本大我がハマり役!

最後に紹介するのは、カンテレ・フジテレビ系で毎週火曜の23時~23時30分に放送している『お迎え渋谷くん』です。同名漫画が原作のドラマで、主演はSixTONESの京本大我さんが担当。京本さんは若手イケメン俳優・渋谷大海を演じ、天然で抜けている演技が抜群にハマっています。

ドラマは、大海の妹・音夢(りずむ)が通う保育園が主な舞台。ヒロインは田辺桃子さんで、音夢の担任である保育士・青田愛花を演じます。
  いつも元気で明るく、真面目な愛花の姿に音夢の送り迎えをしている大海が興味を示し奇妙な恋愛がスタート。大海はイケメン俳優でありながら恋愛に興味がなく、胸が「キュン」とすることは今までありませんでしたが、愛花のふとした表情や飾らない笑顔に、胸が張り裂けそうなほどの「キュン」を感じます。

漫画原作のコミカルなストーリー展開がうれしい

コミック原作だけあり単純明快なストーリーで、恋愛下手な大海と愛花が互いに惹かれ合う様子がコミカルに描かれ続けます。分かりやすい構成がテンポ良く進み、京本さんと田辺さんが描き出すむずがゆい恋の行方がクセになる作品です。
  コメディー要素が強いドラマで、大海と愛花が2人ともに少し天然ボケなキャラクターというのもポイント。奥手な2人が描くラブストーリーはドロドロとした展開がなく、ノンストレスで見ることができます。ここ最近では考察や刺激的な設定のドラマが多い中で、良い意味で何も考えないで見られるドラマとなっています。

癒し系の大海と愛花が生み出すやさしい雰囲気が魅力的なドラマで、保育士と保護者の関係がどう変わっていくのか、見届けたい作品です。

忙しい現代人にこそ、30分ドラマがおすすめ

ここまで3つの作品を紹介してきましたが、1時間枠のドラマでもさまざまな良作が放送されています。ただ、仕事や家事が忙しくてあまり家でテレビをつける時間がないという人も多いでしょう。

そんな人にこそ30分ドラマはおすすめで、ストーリー展開も追いやすくスマホなどのデバイスで見ていて疲れない程よい時間で堪能できます。ドラマにハマりたいけど忙しくて暇がない……そんな現代人こそ、外出先などでもサクッと見られる30分ドラマをおすすめします。
最初から読む

この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 「港区女子」というビジネスキャリア

    深刻な男女賃金格差から「港区活動」を“就職先”にする危険性。港区女子になれなかった女子大生の末路

  • ヒナタカの雑食系映画論

    草なぎ剛主演映画『碁盤斬り』が最高傑作になった7つの理由。『孤狼の血』白石和彌監督との好相性

  • 世界を知れば日本が見える

    もはや「素晴らしいニッポン」は建前か。インバウンド急拡大の今、外国人に聞いた「日本の嫌いなところ」

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    外国人観光客向け「二重価格」は海外にも存在するが……在欧日本人が経験した「三重価格」の塩対応