『不適切にもほどがある!』第8話 “地獄のホームパーティー”にSNS戦慄「世間の声の擬人化か」「奴隷…?」

3月15日に放送されたドラマ『不適切にもほどがある!』第8話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:TBS『不適切にもほどがある!』公式サイト)

阿部サダヲさんが主演するドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)。3月15日に放送された第8話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。


>前回(第7話)のあらすじはこちら

不適切にもほどがある!
画像出典:TBS『不適切にもほどがある!』公式Webサイト

第8話のあらすじ

“ムッチ先輩”こと秋津睦美(磯村勇斗)が令和へタイムスリップし、息子である秋津(磯村勇斗・二役)と対面し、純子(河合優実)が入れ違いで昭和へ帰ったと知ります。昭和へ戻った純子はすっかりいい子になり、大学受験のための勉強に励む日々。一方、市郎(阿部サダヲ)のもとには、過去に起こした不倫スキャンダルによって閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太)が相談にやって来ます。

禊を経て復帰のめどが立っていたにもかかわらず、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史)に変わったことで白紙に戻されてしまったという倉持。市郎は渚(仲里依紗)も交え、倉持の復帰を栗田らに直談判。ようやく倉持は地上波への復帰を果たすも、SNSに寄せられた世間の評価はあまりにも厳しく、市郎は令和の時代で「たった1回のしくじり」が人生をどれほど変えてしまうのかを目の当たりにします。

それでも何とか倉持を復帰させようと、“世間の誹謗中傷”と闘う市郎。そんな市郎と倉持を、栗田は自身の結婚記念日に行うホームパーティーに招待。そこで、栗田が結婚3年目に妻の幼なじみと不倫をした事実が明らかに。いまだに妻の親友夫妻たちから毎年、記念日に責め立てられる栗田の姿がありました。たった1回の過ちが起こす末路を見せつけられて絶句しつつも、他の2家族は当人夫妻の問題に関係ないのにと感想を漏らす市郎と倉持。

どんな行動に出るにせよバッシングは受けるもの。倉持は料理研究家の妻が出演する番組で共演することで復帰することに。一方、ムッチ先輩は市郎や井上(三宅弘城)、秋津により無理やり昭和へと戻されるのでした。

不適切にもほどがある!
画像出典:TBS『不適切にもほどがある!』公式Webサイト

栗田家の地獄のホームパーティーがSNSで話題に

ムッチ先輩を昭和に戻すラストシーンでは、小泉今日子さんが本人役で登場するとともに、令和のムッチ先輩役で彦摩呂さんが登場し印象を残しました。また、栗田家の断罪パーティーシーンは、夫婦の問題に他人がしゃしゃり出る違和感や、善人面をしてターゲットを叩き日頃の憂さを晴らすような気持ち悪さが全開で感じられ、現代の膿の縮図を見たような心地に。

X(旧Twitter)では、「栗田家のホームパーティーが地獄絵図すぎた」「ホームパーティーで栗田さんと不倫相手だけを働かせて、自分たちは悠々とソファで談笑してたの怖い。え、奴隷…?これ一生続くの…?」「地獄のホームパーティー。監視している二家族はネットに蔓延る世間の声の擬人化。『君達のやってる事はこれ』と指をさされている気持ち」「とは言ってもあれを見てやめるようなネット民じゃないよな…」などのコメントが寄せられています。

第9話では、社内報のインタビューを受けた渚が後輩から「渚の発言は自分に対するマウンティングかつマタハラだ」と市郎のもとに相談が舞い込みます。一方、秋津が社内モニターとして登録しているマッチングアプリでマッチした女性と待ち合わせすると、そこには昭和にいるはずのサカエ(吉田羊)の“ちょっときれいになった”姿があり……? 冬ドラマが続々とクライマックスへ差し掛かる中、どんな結末を迎えるのかまだまだ予測がつかない本作。物語の行く末から目が離せません。

『不適切にもほどがある!』あらすじバックナンバー

第7話
第6話
第5話
第4話
第3話
 

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 世界を知れば日本が見える

    「民主主義の崩壊」兵庫県知事選、なぜ“陰謀論”が広まったのか。日本が「選挙×SNS」を対策できないワケ

  • ヒナタカの雑食系映画論

    独断と偏見で「2024年のホラー映画ランキング」を作成してみた。年末に映画館で見るならぜひ第3位を

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    韓国の戒厳令、尹大統領はなぜ突然「乱心」したのか。野党だけではない、北朝鮮とアメリカからの影響

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅