キャリアや就職・転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を運営するライボは、全国20~50代の社会人603人を対象に「2024年 転職条件の実態調査」を実施しました。調査期間は2024年2月7~13日です。
全体の約7割が転職で給料より「働き方」を重視する傾向
年代別で見ると、20代の「働き方優先派」が71.1%と最も高く、次に40代が70.3%、30代が62.3%、50代が58.6%と続きます。約7割が給料より「働き方」を優先し、特に20代でその傾向が強いことが分かりました。
約9割が「ゆるさ」を求める派。理由は「プレッシャーやストレスの軽減」
キャリアアップのための転職の必要性について聞いたところ、多くの人が「必要だ」と回答。また、転職時に求める企業風土として「ゆるさ」を望む人が86.7%と約9割を占めました。「ゆるさ」を重視する523人に理由を聞くと、「プレッシャーやストレスが軽減される」(65.1%)が最多で、次いで「ワークライフバランスが確保できる」(61.9%)が続きます。
一方で、厳しさを求めると回答した80人に理由を聞いたところ、「報酬とキャリアアップの可能性がある」が46.4%で最も多く、次いで「高い目標に挑戦できると思う」(40.9%)、「常にレベルアップを意識できる」(35.5%)と続く結果になりました。
キャリアが「企業風土」に左右される理由は?
左右されると回答した504人に理由を聞いたところ、「会社の厳しさ/ゆるさは自分で変えられない」と考える人が52%で最も多く、次いで「成長へのサポート体制が会社によって異なる」(46.6%)、「職務やプロジェクトへの参加機会が会社毎に異なる」(44.2%)と続きました。
職場の「ゆるさ」の定義は「出退勤時間・働き方が自由」
一方、「職場の厳しさ」の定義に関する質問では、「失敗への厳しい対応や批判がある」が50.7%で最多でした。さらに、「業務への高い要求とプレッシャーがある」(50.6%)、「強い成果主義」(48.8%)と続いています。