「二宮和也」が事務所独立後も愛され続ける理由とは……成功のカギは『よにのちゃんねる』にある?

2024年に入ってから、『だれかtoなかい』の司会に就任するなどさらなるブレークをしている二宮和也さん。なぜ、独立後も仕事が順調なのか、元テレビ局スタッフの筆者が分析していきます。(サムネイル画像出典:公式Webサイトより)

「よにのちゃんねる」再始動により広がった世界

二宮さんが旧ジャニーズ事務所から独立したタイミングで、YouTubeチャンネル「ジャにのちゃんねる」は、2023年末にチャンネル名を「よにのちゃんねる」に変更しました。
 
同チャンネルは二宮さんが主軸となっており、KAT-TUNの中丸雄一さん、Hey! Say! JUMPの山田涼介さん、Sexy Zoneの菊池風磨さんと運営。2022年には『24時間テレビ』(日本テレビ系)のメインパーソナリティを務めて知名度を上げ、2024年2月末時点では435万人の登録者数を誇っています。

全体的に再生数が落ちているYouTuberが多い中、コンスタントに200万再生近くの動画を生み出し、常にファンを魅了する企画を実施。ちなみに、2024年2月14日に配信された動画『【よにの旅!!】300回目に脱ぐオトコたちだった日』では、メンバーが温泉でレアな入浴シーンを見せて話題に。
 
これだけ有名になったにもかかわらず、体を張った企画にも挑戦しています。話題になる企画を発信する努力を、二宮さん含めメンバー全員が常に怠らず、人気を維持し続けています。

事務所騒動で不透明な状態が続くも……

この「よにのちゃんねる」こそが、二宮さんを俳優・タレントとして、さらに進化させるために必要なコンテンツだと筆者は考えます。二宮さんが独立することで、当初はYouTubeチャンネルもどうなるのか、不透明な状態が続きました。しかしメンバーの結束は強く、“他事務所”になっても活動は継続。

現在はさらにパワーアップし、多彩な動画を見せてくれています。二宮さんが担当するバラエティ番組『ニノさん』(日本テレビ系)とも違う、自分たちで考え実行できる自由な表現空間があるからこそ、ドラマや映画、バラエティ番組で余裕が生まれ、しっかりと実力を発揮することができているのでしょう。

俳優などの表現者は、一見して順調に見えても多くの売れっ子が悩みを抱えています。二宮さんも当然、苦悩しているでしょうが他に成功している仕事があることで、違った見え方やひらめきを感じているのではないでしょうか?

そういった意味では、二宮さんはこれまでの俳優やアイドルになかった(他の「よにのちゃんねる」のメンバーにも言えますが……)可能性を秘め、全く新しい形の活動を見せてくれる予感がプンプンとしています。

2024年は、新しい表現者としての二宮和也に出会える

昨年の独立劇は、どちらかといえば旧ジャニーズ事務所の性加害問題が大きく影響するものでした。なので、二宮さんからも自身の具体的な今後の方向性などはしっかりと報告されていない状況です。

現状、公式Webサイトもでき、『だれかtoなかい』の司会としてひとまずは一定期間出演が続くと思われます。さらに人気の高い二宮さんですから、今後は映画やドラマの出演も決定し、発表が続いていくでしょう。

また、独立の際に二宮さんが発表したように、嵐がグループとして再始動した際には、活動を一緒に行うとしています。25周年を迎えるグループですから、何かしらの動きが期待できます。

これまで、スーパースターとしてアイドル、俳優、タレントとさまざまな活躍をしてきた二宮さん。2024年は独立後の本格始動の年として、さまざまな仕掛けを本人も考えているはずです。『だれかtoなかい』の司会就任の次に待ち構えるのは、どんなサプライズなのか? さらなる進化した姿を期待したいと思います。
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この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

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