ビジネスシーンや日常生活で使用する「オンスケ」という言葉。対義語には「リスケ」があり、いずれもスケジュールの進捗(しんちょく)状況を伝える際に用いられます。本記事ではオンスケの意味や使い方を分かりやすく解説します。
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<目次>
・「オンスケ」の意味とは
・ビジネスシーンにおける「オンスケ」の使い方と例文
・「オンスケ」の対義語
・「オンスケ」の類語・言い換え表現
・ビジネスシーンで「オンスケ」を使うときのマナー
・ビジネスシーンで使うそのほかの略語
・まとめ
「オンスケ」の意味とは
定刻通りに予定が進むことを「オンスケ」と表現します。日本語に置き換えると「予定通り」「遅延なし」などが近いニュアンスです。・「オンスケ」の由来
オンスケは「オン スケジュール」を省略した言葉です。スペルは「on schedule」となり、英語の場合も意味は同じです。ビジネスシーンにおける「オンスケ」の使い方と例文
オンスケの正しい使い方とシーンを紹介します。【例文】「午後のリモート会議は、オンスケで行います」
→あらかじめ約束していた時刻通りに開始することを伝えています。
【例文】「セミナーはオンスケで進んでいるので、終了時間は変更ありません」
→遅延が発生せず物事が進行していることを表しています。
【例文】「オンスケで進めたいから、しっかり準備しておいて」
→スケジュール通りに進行したいときには、上記のような表現が使えます。
「オンスケ」の対義語
オンスケの対義語には、主に以下の3つがあります。・リスケ
「reschedule(リスケジュール)」の略語がリスケで、意味は「予定変更」です。決まっていた予定をずらしたい際に「リスケでお願いします」と表現します。・ビハインド
「予定より遅れている」ことを表現したい際には「ビハインド(behind)」を使います。「~の後ろに」「~の裏側に」などと訳され、物事が後ろ倒しになっている状態を表しています。・ペンディング
一時的な休止を表す際に「ペンディング」という言葉が使われます。スケジュール通りには進まず、いったん保留している状態のことです。「オンスケ」の類語・言い換え表現
オンスケを日本語で表現する場合、以下の言葉に言い換えられます。同じ意味の例文をそれぞれの表現で表しているので、違いに注目してください。・遅れなく
【日本語表現の例】「現在、遅れなく研修が進んでいます」【英語表現の例】「オンスケで研修が進んでいます」
・予定通り
【日本語表現の例】「イベントの開始は予定通り8月です」【英語表現の例】「イベントはオンスケで8月から開始します」
ビジネスシーンで「オンスケ」を使うときのマナー
ビジネスシーンでオンスケを使うときは、以下の2点に注意しましょう。・メールや資料には使わない
オンスケは主に口語で使用するため、メールや資料に用いるのは最適ではありません。テキストコミュニケーションの際は、日本語の表現を取り入れましょう。・取引先や上司には使わない
オンスケは、比較的ラフな言葉のため取引先や上司との会話で使う際は注意が必要です。場合によっては失礼だと思われてしまうため、目上の人への使用は避けたほうが無難でしょう。ビジネスシーンで使うそのほかの略語
ビジネスシーンでよく使われる略語について紹介します。・ブレスト
「ブレスト」はアイデア出しのための会議のことで、ブレインストーミング(brainstorming)の略語です。複数人で意見を出し合い企画や施策をブラッシュアップすることが目的です。・ASAP
「ASAP」は「as soon as possible」の頭文字で「できるだけ早く」という意味です。ビジネスシーンにおいて、すぐに返信が欲しいときや対処が必要な際に用いられます。関連記事:「ASAP」の意味とは? ビジネスでの使い方・例文を解説
・MOM
ビジネスシーンで使う「MOM」には複数の意味があり、業種やシーンによって指しているものが異なります。→「minutes of meeting」の略で、和訳すると会議の議事録のこと
→「month over month」の略で売上などの「前月比」を表す単語
→「Management Object Model」の略で、ITシステムの管理に使う単語