
今回は運動靴とスニーカーの違いなど、「違いの分かる人」になれるスニーカーの豆知識をご紹介します。
なぜ2月22日が記念日なのか?
スニーカーの日が2月22日なのは、スニーカーの語源が「こっそりと忍び寄る」という意味の「sneak」であることに由来しています。柔らかいゴム素材のソールで音もなく忍び寄ることができることから名付けられました。
起源は定かではありませんが、古くは1874年にイギリスで発行された小説の中ですでに「スニーカー」という言葉が使われています。
忍び足といえば忍者、ということで、「ニンニンニン」と読めることから忍者の日にもなっている2月22日に制定されました。
「運動靴」と「スニーカー」の違い
学校の校則などで「運動靴はいいけど、スニーカーはNG」と区別されている場合がありますが、違いはどこにあるのでしょうか?スポーツメーカーであるミズノの公式サイトによると、運動靴とスニーカーで定義としての明確な違いはないと説明されています。ないんかい……!
運動靴は、文字通り運動に使われる靴全般を指し、スニーカーは、靴底がゴムでできている靴を指します。
つまり、運動に向いたタイプのものであれば、スニーカーも運動靴の一種といえます。
ただ、運動靴は機能性を重視したシンプルなもの、スニーカーはファッション性が高いものというイメージがあるため、華美な服装を禁止したい校則などでは「運動靴はいいがスニーカーはNG」という表記になる場合があるようです。
具体的にどう区別しているのかは、学校側に確認しましょう。
世界で1番売れたスニーカーは?
ナイキの「エアジョーダン」やコンバースの「オールスター」など、スニーカーにはさまざまな人気モデルが存在しますが、世界で1番売れたスニーカーは何かご存じでしょうか。正解は、1973年に誕生したアディダスのスタンスミス。アメリカの国民的テニスプレーヤーであるスタン・スミスのシグネチャーモデルとして作られました。
テニスのユニフォームは「白い革の無地のシューズ」でなければならないルールだったため、アディダスのアイコンである3本のストライプが通気穴に変更されました。
そのシンプルなデザインと白を基調としたクリーンな配色が注目されて大人気になり、1991年には約2200万足を売り上げて「世界で1番売れたスニーカー」としてギネスブックに認定されました。
発売から50年経った今でも、世界中で愛されている不朽の名作です。
あなたの好きなスニーカーは、どのモデル? 最近スニーカーを履いていないなという人は、この機会に履いてみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。