【ラー博】博多「一風堂1994」"白丸"と"赤丸"が誕生する以前の「原点のラーメン」が復活

新横浜ラーメン博物館「あの銘店をもう一度“94年組”」第6弾は、博多「一風堂1994」が出店。「一風堂クロニクル」と題し、エポックメイキング(39年の歴史の中でラーメンファンの記憶に残るメニュー)となったラーメンが復活します。

「一風堂」の代名詞"白丸"と"赤丸"が誕生する前の味が復活

「あの銘店をもう一度"94年組"」のコンセプトは、1994年当時の味を再現するというもの。当時は「一風堂」の代名詞となっている"白丸"と"赤丸"はまだありませんでした。今回の出店ではその前の「原点のラーメン」が復活します。

100%豚頭のみを使用したクリーミーな豚骨スープ
100%豚頭のみを使用したクリーミーな豚骨スープ

味の決め手となるのは、100%豚頭のみを使用したクリーミーな豚骨スープ。前日から下処理の工程を経て12時間かけて丹念に炊き上げ、臭みがなく、すっきりと飲みやすいながらも深い味わいになるよう仕込んでいます。

かえしは、九州産の濃口しょうゆと薄口しょうゆを6種類厳選してブレンドしたものを使用。伝統の博多らしい味わいになっています。

福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」を100%使用した低加水細麺
福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」を100%使用した低加水細麺

麺に使用する小麦粉は、福岡県産の小麦「ミナミノカオリ」を100%使用。昔懐かしい印象と、歯切れの良さに軽い食感とのどごしを表現した、特製の低加水細麺(番手は26番)です。小麦の豊かな香りが楽しめます。

伝統の焼豚チャーシュー
伝統の焼豚チャーシュー

チャーシューは、豚肩ロースの表面を焼き、九州産のしょうゆでじっくり煮込んだ伝統の焼豚チャーシュー。しょうゆで味付けした木耳の食感、風味豊かな青ネギが豚骨スープをより引き立てます。

「一風堂」創業者 河原成美さん
「一風堂」創業者 河原成美さん

全期間を通して、創業者・河原成美さんが厨房に立ち、ラーメンを振舞います(一部日程を除く)。約3カ月の期間中、この「原点のラーメン」をレギュラーメニューとし、「一風堂」の39年の歴史の中でエポックメイキングとなったメニューも期間限定で発売されます。

どのようなメニューが登場するかは、SNSなどで随時発表されることのこと。5月12日までの出展期間中、何度もラー博に足を運ぶことになりそうです。

「あの銘店をもう一度」情報

期間:2022年7月1日~約2年間(銘店シリーズ各店約3週間/94年組シリーズ各店約3カ月)
場所:新横浜ラーメン博物館
期間中出店数:約40店舗(現店舗除く)
第28弾:カナダ・トロント「麺や颯 RYUS NOODLE BAR」2月1日~3月3日
"94年組"第6弾:博多「一風堂1994」2月9日~5月12日
第29弾:岩手・久慈「らーめんの千草」3月6日~4月7日

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この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。

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