お守りを返納する時のマナー
基本的に、お守りは授かった神社やお寺に返納するのが基本です。
しかし、旅行先の寺社でお守りを授かった場合など、授かった所に返納するのが難しい場合もあるでしょう。その場合は、近くの寺社にお返ししても問題ありません。
ただし、神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ返納するのがマナー。神社のお守りをお寺にお返ししたり、またその逆をすることは、神様にも仏様にも失礼にあたるので注意してください。
お守りは、寺社にある「古札納所」とよばれる、お神札やお守りを納める場所にお返ししましょう。直接行けない場合は郵送で返納の受け付けているところもあります。
いきなり送るのは失礼にあたるので、ホームページなどで確認し、事前に連絡をしてから送付するようにしましょう。
お守り返納に関するQ&A
1. ごみとして出してもいい?
お守りをごみと一緒に捨てるのはNGです。神様が宿っているお守りを、ごみとして扱ってしまうのは神様に対し失礼にあたるのでやめましょう。
2. 1年過ぎてしまってもいい?
お守りは1年を目安にお返しするのがいいとされていますが、どうしてもお返しできない場合はきっちり1年でなくても大丈夫です。都合の良いタイミングで、感謝を込めてお返ししましょう。
3. 代理の人に納めてもらっても大丈夫
どうしても自分で返納できない場合は、代理の人にお返ししてもらっても大丈夫です。家族や友人が寺社に行くタイミングなどでお願いしましょう。
お守りの効果は特に期限があるものではありませんが、お役目が終わったものをずっと持ち続けていたり、大切にされずに放置しておくと穢れが蓄積してしまいます。お守りをいただいたことに感謝してきちんと返納するようにしましょう。
この記事の執筆者:木村 友奈 プロフィール
モンテッソーリ教育を行う幼稚園での教諭歴4年、保育士歴5年。出産後、フリーライターとして育児・教育・生活情報のほか、趣味の温泉、神社、パワースポットにまつわる記事を執筆。