道枝駿佑さんがゴールデン帯連続ドラマ初主演で話題の『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系)が1月23日より放送スタートし、早くもX(旧Twitter)のトレンド1位に躍り出るなど大反響を呼んでいます。
本作は2019年放送の『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)で社会現象を巻き起こした脚本家・武藤将吾さんによる、完全オリジナルの青春“クーデター”サスペンス。第1話のストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響とともに今後の見どころを紹介します。
第1話のあらすじ
逢沢渾一(板垣李光人)は学校でいじめを受けながらも、動画研究会でひっそりと活動する高校3年生。そんな渾一の前に現れたのは、金髪で人目を惹く謎の転校生・美島零(ゼロ/道枝駿佑)。ゼロは渾一に「君が抱えている問題を解決できたらオレの言うことを何でも聞く。できなかったら君の言うことを何でも聞こう」と賭けを持ちかけます。
渾一の問題とは、「いじめをなくすこと」「動画研究会の部員を7人集め、部に昇格させること」「渾一に送られてきた脅迫メールの差出人を暴くこと」。ゼロは名簿から部員候補をピックアップし勧誘を開始。渾一を心配そうに見ていた幼なじみの貴城香恋(吉川愛)も成り行きで部員として行動をともにすることに。
ゼロは動画研究会のアカウントでライブ配信をしながら、渾一をいじめる連中を締め上げ、いじめは解決します。勧誘した部員たちも参加し、渾一に送られてきたメールの差出人がスクールカウンセラーの毛利(野間口徹)だと推理。研究会のアカウントでライブ配信を行い、追い詰めようとします。
毛利が校内でひそかに違法薬物を精製し生徒たちに売りつけていたことを暴いたゼロたち。形勢逆転されそうになる中、突如として白い狼のかぶり物をつけた人物が現れピンチを救います。それは渾一がかつて心酔していたものの、現在は活動を停止している動画配信者「マルス」。その正体はゼロだったのです。
ゼロは強迫メールが渾一の自作自演だったことも暴くと、渾一の弱さを指摘し、抗って前を向いていく強さが必要だと説き伏せます。そして、賭けに勝った代償として「俺とともにこの腐った世界をぶっ壊す。最後まで付き合ってもらうぞ」と要求するのでした。
道枝駿佑“ゼロ”×板垣李光人“渾一”、迫真の演技がぶつかり合う
「マルス」として活動していたゼロが大切な人を亡くし活動停止を余儀なくされたであろう過去、その裏にSNS産業のカリスマ的存在である大手通信事業グループ社長・國見(江口洋介)との因縁がある様子も描かれた第1話。
さらに、ゼロが勧誘した動画研究会の部員の誰かが、ゼロの大切な人を死に追いやった犯人である疑惑も浮上。“この腐った世界”や“大人たち”にゼロたち「新生マルス」がどう立ち向かっていくのか、ゼロをダークヒーローにさせた過去の真相がどう明らかになっていくのか期待が高まりました。
Xでは、道枝さん、板垣さんの迫真の演技に称賛が殺到。「『お前言ったよな、前に進みたいって。抗って、抗って、それでもダメで歯を食いしばって。ようやく一歩踏み出せる。それが前に進むってことなんだよっ』勇気もらえた」「板垣李光人さんのか弱さと怒りのお芝居が刺さる」「闇だらけの汚い社会に立ち向かうゼロにぜひ頑張って欲しい」「ゼロの過去が気になる」「色々と謎が散りばめられてるから細かい所もチェックしないと」などのコメントが寄せられています。
第2話では、「マルス」が若者の支持を集めて知名度を上げるべく、トップスプリンター・不破壮志(日向亘)の殺人未遂事件を案件として選択。事件の真相を暴く動画の配信を予告するが……。俳優陣の鬼気迫る演技にも注目です。
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。