Q. メルカリの出品物の写真を上手に撮る方法を教えてください【メルカリのプロが解説】
メルカリでユーザーの第一印象を決めるのは写真です。そのため、きれいに分かりやすく撮影したいもの。この記事では、洋服、靴、バッグの3点の写真の撮り方を解説していきます。
メルカリの商品の売れ行きを左右するのが「写真」です。どうすればうまく撮れるのでしょうか? この記事では、洋服、靴、バッグの写真の撮り方を「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。
洋服の写真の撮り方のコツ
洋服は不用品になりがちなものなので、出品したいと考える人もたくさんいます。しかし、洋服は意外と写真撮影が面倒な出品物でもあります。全体やダメージ、ロゴなどを撮影し、商品説明にはサイズや使用期間などを記載する必要があるからです。
写真を撮影する時には、床置きでもハンガーにかけてもどちらでもOKです。
筆者の場合は床置きが多いですが、シルエットを見せたい場合や、ふんわりとした洋服の場合にはハンガーにかけることもあります。
気を付けたいのは光の加減です。光が強いと商品の色味が違ってしまうので、できるだけ自然光を使いましょう。また、背景には何もないようにすると、生活感が出なくて綺麗な写真になります。白っぽい布などを下に敷いて撮影するのもおすすめです。
靴は少し斜めにして撮影する
靴の写真を撮影する時、筆者は少し斜めにしています。そうすることで奥行きが出て、見栄えが良くなるからです。
正面から撮っても問題ないですが、少し動きがあると印象が違ってきます。このほかにも、つま先や靴底、靴の内部の汚れなどのダメージを撮影しています。
中古品の靴はダメージを受ける部分も多いので、写真の枚数も増えがち。メルカリでは
最大20枚まで掲載できるようになったので、ユーザーに細かい部分まで見せられるようになりました。
バッグはドアノブを使うのがおすすめ
持ち手があるトートバッグは、写真撮影の際にドアノブを活用すると形が整った状態で撮影ができます。持ち手が垂れてしまうとサイズ感が伝わりにくくなりますが、ドアノブを使うと長さのイメージがつかみやすくなるのです。
ショルダーバッグは肩掛け部分が長いので、フックにかけるとバランスが悪く見えてしまいます。そのためショルダーも一緒に床置きで撮影するようにしています。
撮影の場所は人それぞれ
「写真撮影はどこでしていますか?」と聞かれることもありますが、筆者には決まった場所があります。しかし、人それぞれ家の間取りや撮影時間が違うので、撮影場所に正解はありません。
大切なのは、ユーザーが自分で撮影場所を見つけることです。
それは難しいことではありません。なんとなくここかなと思って撮影していたら「きれいな写真が撮れた!」 ということもありますから、まずは撮影してみましょう。光の加減や背景などに注意をしていると、撮影に最適な場所が決まっていくと思いますよ。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。