もはやキャスティングだけで名作確定。日曜劇場に今年も大注目!
まず、ストーリーより先に西島秀俊さんが主演、芦田愛菜さんが共演するというキャスティングだけで見る価値あり。西島さんは、ここ最近では映画『ドライブ・マイ・カー』が世界的な評価を受け、その後はドラマ『警視庁アウトサイダー』(テレビ朝日系)、『きのう何食べた? season2』(テレビ東京系)、映画『首』など話題作に続々と出演。2022年10月からAmazon Prime Videoにて公開された『仮面ライダーBLACK SUN』も高い評価を得るなど、とにかく演技の幅が広い俳優です。
日本を代表する名優と対峙(たいじ)するのは、国民的な人気を誇る芦田さん。天才子役といわれた芦田さんはバラエティ番組やCMでの活躍が目立ちましたが、2022年には、映画『メタモルフォーゼの縁側』で高い評価を得ると、2023年7月期のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)で、本格的に俳優としての活動を再開。俳優として底力を遺憾なく見せつけました。芦田さんが、さらに俳優としてステップアップするために、重要な作品が『さよならマエストロ』となりそうです。
東京音大教授が全面監修! 作中の音楽にも期待大
さて、『さよならマエストロ』ですが、西島さんは天才指揮者だった過去を持つ「夏目俊平」を担当。芦田さんはその娘である「響」役を務め、市役所に勤務する20歳の女性を演じます。2人はある事件をきっかけに決別しましたが、久しぶりの気まずい同居生活をはじめることに。天才ゆえに家族の気持ちが分からない父親と、素直になれない娘が紡ぎ出す少し変わった親子の絆を描きます。ドラマの魅力は出演者だけでなく音楽にもあり、東京音楽大学教授で日本クラシック界をけん引する世界的指揮者・広上淳一さんがオーケストラを全面監修。さらに、東京音楽大学がオーケストラの演奏部分をバックアップすると公表され、作品の中では迫力ある音楽が楽しめそうです。
ここまで紹介した3作品以外にも、さまざまなジャンルのドラマが放送される2024年1月期の冬ドラマ。これまでになく豪華なラインアップとなっただけに、ぜひお気に入りの作品を見つけて視聴してみてください。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。