メルカリで買えるのは中古品だけじゃない! 衣類アイテムの半数以上が「新品・未使用」という結果に

メルカリでは中古品の取引が多いイメージですが、実はそうでありません。メルカリの調査によると、特にファッションアイテムでは約60%が「新品・未使用」「未使用品に近い」商品なのです。川崎さちえが詳しく解説していきます。

中古品ばかりではなく、新品未使用品や未使用に近い商品の取引も多い
中古品ばかりではなく、新品未使用品や未使用に近い商品の取引も多い
メルカリには中古品がたくさんある印象ですが、実は「新品・未使用」や「未使用に近い」商品も出品されています。ということは、状態の良い商品を狙えるということ!

この記事では、メルカリがファッションアイテムについて調査をした結果を、「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説します。

ファッションアイテムのメルカリ占拠率は約34%

メルカリは、2023年にサービス開始から10年を迎えました。累計出品数も30億品を突破しています。

年間でも約1兆円分の取引がされていますが、その中でもファッションアイテムはメンズ・レディースカテゴリの合計で約34%となります。3分の1はファッションアイテムになるので、メルカリを開けば常に何かしらのファッションアイテムを見かけることになります。

「買ったけど使わないファッションアイテム」の所有率は約60%

ファッションアイテムのメンズ・レディースカテゴリの合計が約34%になるのは、中古の出品もさることながら、実は新品・未使用の状態のものの出品も関係しています。
買ったけれど着ていないファッションアイテムを持っている人は62.4%(出典:メルカリ)
買ったけれど着ていないファッションアイテムを持っている人は62.4%(出典:メルカリ)
メルカリの調査では、買ったけれど着ていないファッションアイテムを持っている人は62.4%になることが分かりました。
「思ったよりも似合わなかった」「サイズが違った」という理由で未着用のままにしておく(出典:メルカリ)
「思ったよりも似合わなかった」「サイズが違った」という理由で未着用のままにしておく(出典:メルカリ)
せっかく買ったのに、なぜ着ないのか? その理由としては「思ったよりも似合わなかった」「サイズが違った」などがあります。着る機会がないファッションアイテムを、そのままタンスに眠らせたままはもったいないですよね。

そこでメルカリに出品して、少しでもお金にしようと考える人が多いのでしょう。結果的に「新品・未使用」「未使用品に近い」商品の出品が増える循環が生まれています。

「新品・未使用」「未使用品に近い」商品の取引は約60%

ファッションカテゴリにおいて「新品・未使用」「未使用品に近い」商品の取引は約60%(出典:メルカリ)
ファッションカテゴリにおいて「新品・未使用」「未使用品に近い」商品の取引は約60%(出典:メルカリ)
実際に、直近1年間にメンズ・レディースカテゴリで購入された商品の状態は、「新品・未使用」が46.6%、「未使用品に近い」が12.2%、合計で58.8%になります。

着ないと思ったら早めに出品しよう

買ったのものの、着用しないファッションアイテムがあるならば、一刻も早くメルカリに出品してしまいましょう。「いつか着るかも」と思うかもしれませんが、時間の経過とともに価値は下がる傾向にあります。特に流行を取り入れたものは、その年でないと売れにくくなるもの。

「新品・未使用品」のファッションアイテムを探している人はたくさんいるはずです。売ったお金で、今後はヘビロテするようなファッションアイテムを購入するのもいいでしょう。
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