ホテルが満室でも予約が取れる方法はある？ キャンセルが出るタイミングは？ 【専門家が解説】

繁忙期である年末年始に旅行の予定を立てると、ホテルの予約に苦戦する場合も多いのではないでしょうか。

今回は「ホテル予約」に関する疑問に、「All About」旅行ガイドの古屋江美子が回答します。
   
以下で詳しく解説します。

キャンセル拾いは“タイミング”が重要！

現状、満室でも今後キャンセルが出る可能性はあります。「まだ予定が分からないけど、とりあえず予約していた」というような人たちがキャンセルすることがあるからです。
 
多くの人はキャンセル料がかかる前に、予定を確定させます。キャンセル料の設定は宿によって違いますが、3日前から発生するところが多いので、キャンセル料が発生する直前の1週間前～4日前くらいがキャンセル拾いのチャンス。この期間はこまめにサイトをチェックするのがおすすめです。
 
ちなみに人気のディズニーホテルのキャンセル料は14日前からかかります。またホテルと航空券・鉄道などがセットになった国内ツアーの場合は、20日前からキャンセル料がかかるので、そのあたりを目安に探してみるとよいでしょう。

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ほかにこんな方法で予約が取れることも！

キャンセル待ち以外では、以下のような方法で予約が取れることもあります。

■複数の旅行予約サイトや公式サイトをチェック
ある旅行予約サイトでは満室でも、別のサイトでは空室があることもあります。複数の旅行予約サイトの比較には、Googleのホテル検索や「トラベルコ」や「トリバゴ」といった旅行比較サイトが便利です。

また、旅行予約サイトで満室でも、公式サイトには空室が残っていることもあるので、公式サイトは必ずチェックを。「一休.com」には、空室が出るとメールやLINEで通知してくれる機能があります。
 
■当日キャンセルを狙う
遠方の場合、宿の予約ナシで出かけるのはリスクも大きいですが、自宅からフラリと出かけられるような場所であれば、当日予約を狙って昼過ぎに電話してみるのも手。冬はインフルエンザなども流行するので、直前キャンセルもゼロではありません。
 
■家族旅行は条件の見直しも
ホテルなどは2人部屋が多く、家族旅行の4人1部屋などはどうしても取りにくくなります。割高になりますが、割り切って2人ずつ2部屋予約するのも1つの方法です。

また、旅行予約サイトで、大人2人だと空室があるのに、添い寝が無料の未就学児を人数にいれると空室が出てこないことがあります。その場合は事前に宿に連絡して、大人2人で予約していいのか、その場合子どもの食事はどうするかなどを確認しておくとよいでしょう。
 
■日程をずらす
これは根本的な解決ではありませんが、やはり年末年始のような超繁忙期には1日ずらすだけでも予約の取りやすさが大きく変わります。仕事などの都合もあると思いますが、多少融通がきくのであれば、ぜひ日程に幅をもたせて検討してみることもおすすめ。旅先の混雑も緩和され、より快適に旅ができます。