2023年の冬ボーナス、4人に1人が「20万円以下」見込みで、“男女格差”も。平均額は?
カネとホンネ調査研究所は、都市部(東京・愛知・大阪・福岡)に居住する20~59歳の328人を対象に、「2023年冬のボーナス」についてのアンケートを実施しました。
カネとホンネ調査研究所は、都市部(東京・愛知・大阪・福岡)に居住する20~59歳の328人を対象に、「2023年冬のボーナス」についてのアンケートを実施しました。調査期間は、2023年11月2~3日です。
冬のボーナス見込み平均額は48.4万円。半分を貯金に回すと回答
2023年冬のボーナスの見込み平均額は、手取りで48.4万円で、額面では約60万円と推定されます。これは平均月収29万円の約1.7カ月分に相当する金額です。なお、回答者の平均年齢は38.1歳となっています。
また、ボーナスの使い道に関しては、受け取る見込み金額48.4万円のうち、51.4%にあたる24.7万円を貯金するとの回答結果に。自由に使える金額はボーナスの23.8%、11.5万円でした。
4人に1人が20万円以下。ボーナスへの期待感は低い傾向
ボーナス金額の分布としては、低い層に偏っており、ボーナス20万円以下の層が全体の26.4%を占めています。およそ4人に1人がこの範囲に該当することが分かります。
また、2023年の冬のボーナスに関する期待感は、「増える」「やや増える」と回答した人が19.2%だったのに対し、「減る」「やや減る」と答えた人は12.5%でした。46.3%はボーナスが「変わらない」と予想しているようです。
未婚者のボーナスは既婚者よりも低い結果に。男女格差も
未婚者と既婚者のボーナス見込み金額の比較では、未婚者は平均41.5万円、既婚者は子なしで49.6万円、子ありで52.9万円となっています。また、平均年齢は未婚者が39.2歳、既婚(子なし)が38.8歳、既婚(子あり)が36.7歳でした。未婚者のボーナスは既婚者の約8割となっています。
さらに、男女間でのボーナス額にも差があり、男性は平均55.1万円だったのに対し、女性は39.6万円で、女性のボーナスは男性の約7割。平均年齢は、男性が38.4歳、女性が37.7歳であり、年齢がボーナス額に直接的な影響を与えているわけではないことが推察されています。