しかし、そんなことをしてもいいのでしょうか? そんな疑問に「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが回答していきます。
(今回の質問)
メルカリの取引相手から、マイナス評価をつけられました。相手に文句を言ってもいいでしょうか?
(回答)
文句を言いたくなる気持ちは分かりますが、言ったところで評価は変わりません。事を大きくするよりは、そのまま放置しておいた方がよいでしょう。マイナス評価の理由が書かれていない場合は、相手に確認すると今後の取引の参考になります。
以下で詳しく解説します。
基本的には評価は変えたり削除したりはできない
ただし、個人情報を記載されてしまった(記載してしまった)場合や、暴言や誹謗(ひぼう)中傷を記載された場合は、メルカリ事務局に連絡をすると評価を削除してもらえます。
相手に文句を言うのはやめた方がいい
評価の削除や変更ができないとしても、相手に文句を言いたい! そういう気持ちも理解できます。しかし、文句を言ってもスルーされるだけだと思います。というのも、メルカリは互いの評価が終わらないと相手の評価が分からない仕組みです。評価をしてしまった以上、それで納得しているということなので、後から評価について文句を言っても聞き入れてもらえる可能性は低い……と、筆者は思っています。
それならば、評価を受け入れて何も言わない方が波風も立たないですし、泥沼化の恐れもありません。マイナス評価をつけられるとイラっとしてしまいますが、1~2回程度であれば、その後の取引に与える影響もそこまで大きくはありません。
マイナス評価の理由が大切
マイナス評価をつけられたら、問題はその内容です。どんなことが評価を下げることになったのかは、評価の際のコメントに記載されています。それを確認して今後は注意するようにしましょう。しかし、まれにマイナス評価の理由が記載されていないこともあります。
取引の途中で何かトラブルがあったなら分かりますが、そうでない場合はなぜマイナス評価になったのかが分からないままになってしまいます。このようなときには、相手に理由を確かめておきたいもの。
しかし、本来は評価の前に取引メッセージでなんらかの連絡があるはずなので、いきなりマイナス評価というのは相当の理由があるのかもしれません。あるいは、間違って評価した可能性もあるので、そのような場合は相手に確認した方がスッキリすると思います。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。