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第2位:「碧(あお)」
第2位にランクインしたのは「碧」(主な読みは「あお」)です。昨年の1位から順位を1つ下げたものの依然人気が高く、同アンケートの読みランキングでは「碧人(あおと)」が3位、使用漢字ランキングでも7位と、上位にランクインしています。「碧」は「深い青色、青緑色」などの意味を持ち、濃く深い海の色を表す紺碧(こんぺき)や、青く美しい玉を表す「碧玉(へきぎょく)」などの言葉に使われる漢字です。ランキング5位に入った「蒼」と並んで、ブルーを意味する1文字の漢字が男の子の名前として採用される傾向があることが読み取れます。
「碧」という名前には、爽やかさやすがすがしさ、誠実さ、澄んだ心を持つ人になってほしいという願いが込められているのでしょう。
第1位:「蓮(れん)」
「赤ちゃんの名前ランキング2023男の子編」、第1位は「蓮」(主な読みは「れん」)でした。昨年の5位から4つ順位を上げただけでなく、2005年〜2023年の19年間に計140万人を対象にした調査でも堂々の1位となっており、男の子の名前として根強い人気がうかがえる名前です。「蓮」は「はす」とも呼ぶすいれん科の植物で、7月から8月にかけての早朝、薄いピンクや白の上品な花を咲かせます。仏教では極楽の花として知られ、純潔や悟りを表します。英語名のロータスの意味をひもとくと、古代エジプトでは神聖なもののシンボルとされていました。
「清らかな心」「神聖」「雄弁」「沈着」といった花言葉を持つ蓮の花。大切なお子さんに初めて贈るプレゼントとしての名前に、多く選ばれるのもうなづけます。
この記事の筆者:森野 みどり プロフィール
All About ニュースでのライター歴は3年目。主に旅行、ビジネス関連の記事を担当。最近の関心事は気候変動問題で、カーボンフットプリントを減らす生活を目指して試行錯誤しています。中国語に挑戦中。デザイン重視。ニュージーランド在住。