今回は、大阪府堺市在住・38歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:38歳女性在住:大阪府堺市
同居人数:父親、夫、自分
世帯年収:父親年金、夫300万円
実家の間取り:1軒家4LDK
職業:専業主婦
生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:2万円交際費:3~5万円
毎月のお小遣い:5000円
毎月の貯金額:2万円
貯金総額:100万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、35〜59歳女性の1カ月の平均消費支出は16万4749円です。そのうち、住居費の平均は2万5360円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた14万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
実家を出る予定の有無については「どちらともいえない」とし、「何度も引っ越しもしたけど経済的な理由で、実家から出られない」と答え、これまでの経緯から最終的に実家暮らしを選んだとしています。
「主人側の親の入院や通院の費用もかかり…」
現在、実家暮らしを選んでいる理由を具体的に聞くと「主人と主人側の親の入院や通院の費用もかかり、お金の入り用がある」と回答。夫や夫の家族の医療費を工面している旨を話してくれました。また「生命保険に入っていてもここ数年でもかなりの出費なのと、経済的な理由、自分の親も持病を持っており、実家の愛犬ももう老犬」「自分の親とも愛犬とも側にいたい」とも答え、経済的な理由だけでなく、父親や愛犬とそばにいたいので実家暮らしを選んでいると明かしました。
「家賃もなく貯金もできるはずなのに全然貯金ができない」
実家で生活する上で苦労していることは、親との生活リズムが違うため、テレビの音がうるさかったり、眠りたいときに眠れなかったりすることだといいます。さらに「片付けをお互いにできないので部屋も汚い」とも吐露。経済面での苦労も聞くと、「家賃もなく貯金もできるはずなのに全然貯金ができない」と明かしました。現在、専業主婦の回答者ですが、「主人側の身内の病院や通院などで仕事ができない」と話し、家族の看病のため時間を作る必要があり、就職が難しいことも話してくれました。
実家暮らしは、経済的な部分で大きなメリットがあるイメージですが、実際には実家で暮らしていてもさまざまな事情から出費がかさみ、貯金できない時期もあるようです。
※回答者のコメントは原文ママです