エアコンのプロが教える! おすすめ節電術TOP3
多くの人が冬の暖房を節電しながら使用したいと考えているようですが、実際にどのように使えばよいのでしょうか。パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが、「冬のエアコン節電術おすすめランキング」を紹介しています。3位:風量は「弱」ではなく「自動」にする
節電のために風量を「弱」にしている人も多いかもしれませんが、設定温度に到達するまでに時間がかかってしまうので、逆に消費電力が増えてしまうとのこと。人が調整するよりも賢く運転をコントロールしてくれる「自動」を使用したほうが、設定温度に到達するまでの時間が短くなり、消費電力が少なくなります。
2位:室温20℃を目安に温度を設定する
環境省によれば、暖房使用時に設定温度を1℃低くすることで、約10%の消費電力が削減されるとのこと。湿度を上げれば暖かく感じやすくなるので、設定温度を下げて寒さを感じる場合、湿度に気を使ってみてもよいでしょう。
1位:エアコンのフィルター掃除をこまめに行う
エアコンの汚れは、能力の低下や消費電力の増加を引き起こします。フィルターを1年間掃除しなかった場合、年間約25%も電気料金が無駄になってしまい、掃除した場合には年間1万円節約になるという実験結果も(※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代31円/kWhでの実験)。この電気料金の無駄は、主に暖房使用時に発生しているため、冬こそフィルター掃除を徹底的に行いましょう。
カーテンやサーキュレーターの使用も効果的
上記の3つに加え、おすすめの節電術として以下の3つも紹介しています。●窓には断熱性を上げる工夫をする
室内の熱は窓から出入りするので、断熱シートや断熱カーテンを使用しましょう。床まで届くカーテンを使用すれば、隙間から侵入する冷気も防ぐことができます。窓と部屋との間に空気の壁を作ることも有効なので、カーテンを2枚使ったり、内窓を使うのも良いとのことです。
●サーキュレーターで温度ムラをなくす
暖かい空気は上にたまりやすいので、サーキュレーターで空気を循環させましょう。冬の場合、エアコンの対角線上にサーキュレーターを設置し、上に向けて風を送ると暖気が循環しやすいといいます。人に風が当たってしまうと、体感温度が下がり寒く感じてしまうので、送風する角度には気を付けるようにしましょう。
●室外機の環境も定期的にチェック
ホコリや落ち葉がたまって吹き出し口をふさいでしまうと、熱交換の効率が下がってしまい、消費電力アップにつながる可能性も。風の強い日や台風のあとは、特に注意してチェックするようにしましょう。また、夏場によしずやすだれを設置したままになっている場合は取り外すとよいといいます。
以上の6つが、エアコンのプロがおすすめする冬のエアコン節電術とのこと。電気代が気になる冬、試してみるとよいかもしれません。