モンゴルで2カ月半といわれる大規模ロケを行い、壮大なスケールで撮影された日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。初回から常に注目を集めていたドラマが、9月17日についに最終回を迎えます。
All About ニュース編集部は8月24日~9月7日、全国10~60代の189人を対象に日曜劇場『VIVANT』に関するアンケート調査を実施しました。今回はその中から、『VIVANT』で演技がうまいと思う俳優ランキングを紹介します!
2位:阿部寛(野崎守役)
2位は「阿部寛」さんです。ドラマでは、警視庁公安部・外事第4課に所属する刑事の野崎守を担当。主人公の乃木と同じく、国際的なテロ組織「テント」を追いかけ海外での任務も遂行します。
阿部さんは、これまで『新参者』(TBS系)でも、キレ者の刑事・加賀恭一郎を演じています。今回の『VIVANT』でも、秘密裏に行動する公安部の野崎を多彩な演技力で表現。おちゃめな笑顔を見せる場面もあり、魅力的な刑事を作り出しています。
シリーズ化するほどの大ヒットを記録したドラマ『TRICK』(テレビ朝日系)や、『ドラゴン桜』(TBS系)、映画『テルマエロマエ』など、さまざまな作品に出演してきた阿部さん。「第16回アジア・フィルム・アワード」で、すぐれた才能を持つ映画人に贈られる「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞するなど、世界から演技力を認められています。
2023年には、『VIVANT』のほかにNHK大河ドラマ『どうする家康』へ出演するなど大活躍を続けている俳優です。
回答者からは、「完全に役になりきっている。本当に実在するんじゃないかと思うほど」(40代女性・神奈川県)、「ニヒルな感じが、いつも素晴らしい」(50代男性・兵庫県)、「正義感の強い役がうまいと思います」(40代男性・東京都)などの意見が寄せられました。
1位:堺雅人(乃木憂助役)
1位は「堺雅人」さんでした。堺さんといえば、空前の大ヒットを記録した『半沢直樹』シリーズ(TBS系)が有名で、3年ぶりに日曜劇場に帰ってきました。
今回演じる乃木憂助は、自衛隊の秘密組織・別班のエリート諜報員。ドラマの序盤では丸菱商事の単なるさえないサラリーマンでしたが、物語が進むに連れ極秘任務をこなす諜報員であることが判明します。
サラリーマンのときは笑顔を絶やさない乃木ですが、別班の任務を開始した途端に表情が一変。武器の扱いにも精通した、眼力の強いエリートに様変わりします。また、堺さんは外国語も流ちょうにこなし、その上で二重人格まで演じコロコロと変わる乃木の心情を丁寧に表現しています。
本格的にデビューする前は劇団で活動し、NHK大河ドラマや『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)など、さまざまな役を務めてきた演技力が、今回の『VIVANT』でも生かされています。
回答者からは、「二重人格で対話するシーンをうまく演じ分けしているから」(20代男性・東京都)、「強いキャラと頼りないキャラを上手に分けて演じている」(30代女性・千葉県)、「モンゴル語もとても流暢に話されていてすごい、どこに伏線があるのか分からないくらい演技が自然」(20代女性・富山県)などの意見が寄せられました。
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※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。