サニージャーニー、病理結果動画の「転移がありました」に“釣りサムネ”の声上がる。弁明動画も公開も反響

すい臓がんステージ4で闘病中のみずきさんと、夫のこうへいさんからなるYouTubeチャンネル「サニージャーニー」。8月20日に公開された動画のサムネイル画像について21日、弁明動画を公開しました。(サムネイル画像出典:YouTubeチャンネル「サニージャーニー」)

夫のこうへいさん、妻のみずきさんからなるYouTubeチャンネル「sunny journey~サニージャーニー~」が8月21日、動画を更新。20日に公開した動画のサムネイル画像と、その内容に乖離(かいり)があると波紋を広げています。
 

【実際の動画:サニージャーニー、動画内容とサムネに乖離? 物議醸す】
 

サムネ文言「転移がありました」が引き金に

「サニージャーニー」が20日に公開した動画のサムネイルには、「転移がありました」と書かれており、多くのファンがこの文言を見て緊張が走ったと思います。動画内でみずきさんは、術後の病理検査の結果、すい臓のがんは消失していたことを報告。抗がん剤のフォルフィリノックスによる効果が絶大だったようです。ただ、「別のところでがんが見つかりました」と明かしました。
 

膵頭十二指腸切除術という根治のための手術を受けた際に、原発巣付近のリンパ節も切除し病理検査に回したところ、切除したリンパ節に5ミリ程度のがん細胞が2つ見つかった言います。ただ、この2つのがんは転移しやすい場所であり、そのためにマージンとして切り取っているので医者の見解では想定内だったとのこと。原発巣に隠れて存在していたこともあり、PET検査などでも映りにくかったそうです。
 

関連記事:みずきさんが受けた「膵頭十二指腸切除術」とは?
 

その2つのがんも切除しているため切除部位以外のリンパ節への転移はないのか? とみずきさんが医者に尋ねたところ、その可能性は低いとのこと。転移は見られたものの、切除し他への転移の可能性も低い。ただし、再発の可能性もあるため、今後も抗がん剤治療は続くそうです。
 

しかし、このサムネイルに書かれた「転移がありました」、これが波紋を広げています。動画を見ると、転移はあったものの切除は出来ており、なおかつ他のリンパ節への転移は低いという状況。「釣りサムネでは」という声が多数上がったのです。
 

サムネイルを変更、弁明動画を公開

これを受け21日、「サニージャーニー」は弁明動画を公開。みずきさんはサムネイル画像と動画内容に乖離があるのではないかという指摘を受け、20日に公開した動画のサムネイル画像を変更したと報告。みずきさんは、「転移っていうワードが がんにおいてはすごく不安になるようなワードであると思います」と話し、「最初に受けた感情と動画を見た結果の感情っていうのが大きく差があったので 釣りサムネじゃないかって感じた方がいらっしゃったと思う」と弁明しました。
 

続けて、20日の動画内容は「私の気持ちの部分で本音ではなかった」と話し、不幸中の幸いという結果ではあったものの、「転移があった」という検査結果を受けた気持ちとしては「とてもネガティブなもの」「不安な気持ち」など、他への転移への恐れなどを吐露しています。
 

これに対し、動画のコメント欄では「病気の人にそんなに攻撃しなくてもいいのに」「てっきり切除した以外の場所に転移したかと」「動画を観てホッとした気持ちと、正直サムネにムッとした気持ちとあって複雑」「旦那さんが視聴者がどう感じるかを気づけたらよかったね」など、賛否の声が上がっています。また、ネット上では「サニージャーニーの言うことってどんどん信憑性がなくなっていく…」「再生数稼ぎ?」「どうやって擁護すればいいのだろう」と辛辣(しんらつ)な意見も上がっています。中には、「もう絶対見ない」という声も。
 

みずきさん、こうへいさんをはじめ、「がん」と闘う人とその家族や関係者にとって、「転移」という言葉の重みと使われ方が今回起こった騒動の引き金になったのではないでしょうか。みずきさんの転移したがんは切除できた、それについては喜ばしいことですが、視聴者に与えてしまったダメージは大きいようです。
 



>次ページ:病理結果の報告動画も見る
 

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