ディズニー&ピクサーの最新作『マイ・エレメント』が8月4日に公開されました。公開から3日間で興行収入は3億円、観客動員は25万人を突破する好スタートを切っています。日本語吹き替え版では、主人公の「火」の女の子・エンバーの声を川口春奈さん、「水」の男の子・ウェイドの声をKis-My-Ft2の玉森裕太さんが務めていることでも話題に。
「火」「水」という正反対な性質を持つ2人の純愛ラブストーリーに加えて、家族愛、夢を追うことについて考えさせられる今作は、10代などの若い世代や仲良しカップルにもぜひおすすめしたいロマンチックなストーリー。
では、夢も恋もひと通り追いかけてきた中高年世代が見たら、どんな感想を抱くのか……? 10代でも、まばゆいカップルでもない筆者の目線から見た『マイ・エレメント』を紹介します!
歴代のディズニー&ピクサー映画の中でも、特に映像美がすごい!
『マイ・エレメント』で登場するのは人間ではなく、元素(エレメント)たち。火・水・土・風のエレメント(元素)が住む都市「エレメント・シティ」を舞台にした物語です。
とはいえ、人間や動物ではないキャラクターが活躍する作品は、『インサイド・ヘッド』(2015年公開)や『ソウルフル・ワールド』(2020年公開)などで見慣れたためか、公開前はあまり新鮮さを感じることもありませんでした。
ところがいざ本編を見てみると、いつも色彩豊かな映像の美しさにほれぼれしてしまうディズニー&ピクサーの作品の中でも、今作は特筆してクオリティが高い……! 火のゆらめきや水のリアルすぎる透明感など、元素の描写が美しすぎるのです。さらに進化を遂げている映像美に驚かされ、色鮮やかなエレメント・シティの光景は見ているだけで心が躍りました。
「火」と「水」の純粋なラブストーリーに涙
正反対の性質を持ち、今まで触れ合うことのなかった「火」のエンバーと「水」のウェイドが、初めておそるおそる手を重ねたシーンは、「恋」なんてものを忘れかけている筆者ですら、感動で涙があふれました。
予告でも、2人の出会いは“奇跡の化学反応”とうたわれていますが、「火」と「水」ほど正反対の性質なんて大げさなものでなくても、別々の個と個が心を通わせること自体が奇跡なんだと、ハッと気付かされるような場面でした。
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