8月11日は、きのこの山の日!
国民の祝日である山の日にちなんで、2016年に発売元の明治によって制定されました。
今回は、都道府県で唯一きのこ派の県はどこかなど、「違いの分かる人」になれる「きのこの山」の豆知識についてご紹介します。
きのこの山とたけのこの里、どっちが先輩?
きのこの山といえば、たけのこの里。どちらが好きかでたびたび論争が巻き起こる明治の2大チョコ菓子ですが、どちらが先に発売されたかご存じでしょうか。
正解は、きのこの山。1970年、すでに発売されていたアポロチョコの工場設備を活用しようと、試作品を作ったことが始まりでした。
しかし、当時は板チョコが全盛だったため、普通ではない奇妙なお菓子として社内での評価は賛否両論。1975年の発売までに5年の歳月がかかりました。
横文字が多かった時代に、あえて郷愁を誘うネーミング、そしてお菓子には不向きとされていた緑色を主体としたパッケージを採用。かわいく見えて、実は新しい時代を切り開いたパイオニアだったんですね。
一方のたけのこの里は、さらに4年後の1979年に発売。後発ながらも人気を集め、今では「きのこ派・たけのこ派」とファンを二分するまでになりました。
全国で唯一きのこ愛がたけのこ愛を上回った県は?
きのこ派とたけのこ派、どっちの方が多いのか? ファンの間でたびたび話題となってきましたが、最近の調査で驚愕(きょうがく)の事実が判明しました。
「きのこの山・たけのこの里 国民大調査 2020」で、明治が全国に住む300161名に対してそれぞれへの愛の量を調査した結果、1つの県を除く46都道府県でたけのこ愛の方が強いという結果に。たけのこ、圧勝じゃないですか……!
ちなみに、唯一きのこの山愛が上回った県は、福島県でした。もし将来きのこの山博物館を作るとしたら、福島県に決定ですね。
チョコがないクラッカーだけのきのこの山もある!
ファンシーチョコスナックのパイオニアであるきのこの山ですが、アイデンティティであるチョコをぬぎすてた、クラッカーだけの商品があることはご存じでしょうか。
その商品は、2023年7月25日から期間限定で発売されている「チョコぬいじゃった!きのこの山」。
きのこの山の芯にあたるクラッカーだけが入った商品で、チーズに合わせたり、アイスに添えたりなど、チョコにこだわらない「新しいきのこの山ライフ」が楽しめる商品になっています。
ちなみに、たけのこの里のクッキー部分だけの「クッキーだけのこの里」も、過去にキャンペーンの当選者プレゼントで作られたことがあります。しかし一般発売はされておらず、今回も販売はありません。
新しい時代を切り開き続けるきのこの山。きのこ派の方はもちろん、たけのこ派の方も、この機会に食べてみてはいかがでしょうか。