All About編集部は、2023年5月29日~6月12日の期間、55歳以上の人を対象に「若いうちにやっておけばよかったと思うこと」についてアンケート調査を実施。20~40代で後悔していることや、現役時代および現在の仕事の内容、貯金額などについて聞きました。
今回は、京都府在住・61歳男性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&仕事の状況
回答者本人:61歳男性属性(婚姻歴など):既婚、子どもあり
現役時代の職種:特別支援学校の教員
現在の雇用形態:定職なし(年金とアルバイト収入)
現在の年収:約150万円
現在の総貯金額:ほぼなし
現役時代は、特別支援学校の教員を務めていた回答者。具体的な仕事内容は「生涯のある子どもたちの発達や障がいの軽減・克服の支援を行っていました」とのことです。
若いうちに「もっと遊んでおけばよかった」。40歳過ぎでうつ病に
20~30代で後悔していることを聞くと、「あまり遊ばず、真面目な感じで生きてきました。でも今思えばいろいろともっと遊んでおけばよかったと思います」と吐露。40歳を過ぎてうつ病になったといい、「仕事・子育てに没頭したあげく、燃え尽きるほどに壊れてしまっていたようです。そのため40代はほぼ活動できない状況だったので、それまでの生き方にただ後悔な40代でした」と、当時を振り返りました。
若い頃に打ち込んだ「スポーツ」。その経験が50代以降に生かされて……
若い頃に頑張っていたけど、やらなくてもよかったと感じていることを聞くと、ひたすら時間を費やしてきた「スポーツ、仕事、子育て」と回答。「それはそれで幸せではありましたが、それほどのめり込むほどに頑張ることもなかったなと振り返っています」と続けました。
しかし、50代以降になり、縁があってスポーツ指導の道にチャレンジしたそうです。若い頃に打ち込んでいたことが、何かのきっかけで新しい可能性につながることはあるようですね。
さらに、人生でこれだけはやっておきたいと思うことは何かを聞くと「現時点ではもうないです。強いて言えば、懐かしい友にもう一度会いたいですね」と答えてくれました。仕事に子育てに、一生懸命励んできた回答者だからこそのコメントのように感じますね。
※回答者のコメントは原文ママです