60歳女性、介護職員の夜勤で年収350万円。人生の目標は「孫と一緒にプログラミング」。その理由は?

お金、仕事、人間関係、家族……人生にはさまざまな後悔が残るものです。All About編集部は、55歳以上の人を対象に「人生でやっておけばよかったこと」に関するアンケート調査を実施しました。本記事では、夜勤で介護職員として働く60歳女性のエピソードを紹介します。


All About編集部は、2023年5月29日~6月12日の期間、55歳以上の人を対象に「若いうちにやっておけばよかったと思うこと」についてアンケート調査を実施。20~40代で後悔していることや、現役時代および現在の仕事の内容、貯金額などについて聞きました。

今回は、岐阜県在住・60歳女性のエピソードを紹介します。
 

回答者のプロフィール&仕事の状況

回答者本人:60歳女性
属性(婚姻歴など):独身、子どもあり
雇用形態:パート・アルバイト
職種:介護職員
現在の年収:350万円
現在の総貯金額:400万円

具体的な仕事内容は「グループホームの夜勤。17時~翌9時までの16時間、認知症の方の見守り、食事準備、排泄等の介助を行う」とのこと。

42歳で離婚を経験した回答者ですが、「息子が中学生になる時だったので、せめて高校を卒業まで、離婚を踏みとどまれなかったのか」と悔やんでいるそうです。
 

若いうちに「少額でも投資を始めておけばよかった」と後悔

回答者に人生の後悔を聞くと「若い頃にこそ、将来の設計をしっかり立てて、資産運用も考えておけばよかったと思います」と告白。

20代初めを振り返り、「ちょうどNTT株が販売され、友人の中にはさっそく購入していた人がいましたが、私には株=危険としか思えませんでした。結婚をして夫が先物取引で損失を出した時には、一層怖さを感じたものです」と語ってくれました。

しかし「50代になって、叔父からお金や投資の本をもらって読みました。若い頃から株式投資をしてきている叔父は、コロナ禍前は毎年のように海外旅行に出掛けていました。勿論リスクもあったと思います。それでも、悠々自適な叔父夫婦を羨ましく思います」と続けました。
 

これからの人生、新しく始めたいのは「プログラミングの勉強」

一方、これから新しく始めたいことは何か尋ねると「オンラインでのITスクールで学び始めました。今は、ウェブコーディングを学んでいます。今後はプログラミングも学んでみたいと思っています」との回答が。

それまでは独学で学んでいた回答者でしたが、独学に限界を感じ一旦は諦めたのだそう。しかし、コロナ禍になり「旅行にも行けない。それなら、学びにお金を使おう」と思い決断したそうです。

「中高年、シニア向けのオンラインスクールを見つけることができました。学んだことが、仕事や収入につながるかはわかりませんが、将来、孫と一緒にプログラミングをするのが夢です」と、今後の目標についても語ってくれました。


※回答者のコメントは原文ママです
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