無印良品の「発酵ぬかどこ」はなぜ人気? 5年間愛用した私が、これからも使い続けたいと思うわけ

「1度使うと手放せない」と発売以来人気の、無印良品の「発酵ぬかどこ」。従来のぬか床と何が違うのか、なぜ使い続けたくなってしまうのか、5年ほど使っている筆者がおすすめのポイントをご紹介します。

代表的な日本の食文化の1つ、ぬか漬け。発酵させて作ったぬか床(糠床)の中に野菜などを漬け込むもので、江戸時代初期から食べられてきたといわれています。

それほど日本文化に根付いたものなので、どの家庭でも作っているかと思いきや、「手間がかかりすぎる」と敬遠されがちなようです。
無印良品 発酵ぬかどこ
無印良品「発酵ぬかどこ」1キロ

そんなぬか床の「めんどう」を解決してくれたのが、無印良品の「発酵ぬかどこ」(税込890円)。今、家でぬか漬けを作っているという人に聞くと、多くの人が無印良品の「発酵ぬかどこ」を使っています。

筆者もずいぶん前はぬか床を作っていましたが、気を抜くとすぐに腐ってしまうので、とうとう作らなくなっていました。

しかし5年くらい前に無印良品から「発酵ぬかどこ」が発売されたころに使い始めてから、わが家の冷蔵庫からぬか漬けが消えたことはありません。

それほど無印良品の発酵ぬかどこは、今までのぬか床に付いて回った「手間」や「めんどう」を解決してくれているのです。

それでは、無印良品の「発酵ぬかどこ」と従来のぬか床を比較してみましょう。
 

無印良品「発酵ぬかどこ」が解決してくれたこと

■ぬかどこの材料となる「ぬか、水、塩、だし」などを混ぜて発酵させる、捨て漬け(ぬか床の発酵を進めるために野菜くずを入れること)をしてぬか床を育てなければならない
→無印良品の「発酵ぬかどこ」は買ってきてすぐに使える

■毎日かき混ぜて、空気に触れている部分を中に入れなければならない
→無印良品の「発酵ぬかどこ」は毎日のかき混ぜは不要。週に1度程度でいい

■ホーローなどの容器が必要
→無印良品の「発酵ぬかどこ」はチャック付きの袋をそのまま容器として使える

■ぬか床が場所を取る
→無印良品の「発酵ぬかどこ」のチャック付き袋は自立するので、冷蔵庫の隙間に入れられる

このように、無印良品の「発酵ぬかどこ」は、従来のぬか床の「面倒くさい」を全て解決してくれています。
 

無印良品「発酵ぬかどこ」の使い方

無印良品の「発酵ぬかどこ」は前述の通り、買ってきてすぐに使えるので、洗った野菜を入れるだけ。 

発酵ぬかどこの使い方
洗った野菜の水気を拭き取り入れるだけ

野菜を「発酵ぬかどこ」に入れたら、野菜がぬかの中に埋まるように上にぬかをのせます。外側から袋伝いにぬかを野菜にかぶせることもできます。

食材によって漬ける時間に違いはありますが、キュウリ2~3本なら12~18時間で出来上がります。 

発酵ぬかどこ
外からもむようにして野菜を奥に入れることもできる

唯一気を付けなければならない点は、チャックに付いたぬかをキッチンペーパーなどできれいに拭き取ってから閉じること。チャックに付いたぬかは、乾燥や液漏れの原因となるので注意しましょう。

チャック部分の糠をふく
チャック部分のぬかを拭く
 

無印良品「発酵ぬかどこ」の賞味期限は?

無印良品「発酵ぬかどこ」の賞味期限は、未開封の状態で製造日から240日となっていますが、ぬか漬けを作り続けている限り、従来のぬか床と同じように何年でも使い続けることができます。 

発酵ぬかどこ 補充用
無印良品「発酵ぬかどこ 補充用」

お手入れ方法もパッケージの裏側に詳しく書かれてあるので、それに従ってメンテナスすれば大丈夫。ぬかが減ってきてたときは、同じく無印良品の「発酵ぬかどこ 補充用」(税込み290円)を足して使うことができます。

「ぬか漬けを作ってみたかったけど、面倒くさそうで……」とチャレンジできずにいた人は、無印良品の「発酵ぬかどこ」を使って、ぬか漬け生活を始めてみませんか? 
 

この記事の執筆者:矢野 きくの
家事アドバイザー・節約アドバイザー。女性専門のキャリアコンサルタントを経て、女性が働くためには家事からの改革が必要と考えて現職に。家事の効率化、家庭の省エネを中心に、テレビ、雑誌、講演ほか企業サイトや新聞で連載。テレビのクイズ問題の作成や便利グッズの開発にも携わる。

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