5年前(2018年)の「夏ボーナス」平均はいくらだった? 民間や上場企業の平均、業種別の傾向を振り返ってみた

三菱UFJリサーチ&コンサルティングや労務行政研究所、厚生労働省が発表したデータを参考に、2018年夏季ボーナスの支給額平均を全体と業種別で振り返ります。

5年前(2018年)の「夏ボーナス」はいくらだった?

6月といえばボーナスシーズン。コロナ禍も落ち着きを見せはじめ、旅行やイベントなど活気を取り戻しつつある中、夏季賞与を楽しみにしている人も多いでしょう。本記事では、2018年当時の上場企業や一般企業の夏ボーナスについて見ていきます。


今から5年前の同じ時期は、どのくらいボーナスを受け取っていたのでしょうか。

 

2018年の出来事(国内)

ボーナス額を見る前に、2018年に起きた国内外の出来事を振り返ってみましょう。


国内で起きた大きな事件といえば、日産自動車のカルロス・ゴーン会長逮捕のニュースです。役員報酬を隠した疑いで東京地検特捜部に逮捕され、会長職を解任。フランスの自動車大手ルノーを統括しながら、業績不振だった日産をV字回復させたカリスマ経営者逮捕のニュースは、世界にも衝撃が走りました。


自然災害が相次いだ年でもありました。6月には大阪北部地震、7月は西日本豪雨、9月は台風21号が近畿地方を直撃し、同月に起こった北海道地震は最大震度7。夏には国内観測史上最高の41.1℃を記録し「災害級の猛暑」が日本列島を襲いました。


冬には冬季五輪が平昌で開催され、日本選手団が合計13個のメダルを獲得。冬季五輪最多記録(当時)を更新しています。フィギュアスケート男子の羽生結弦選手が66年ぶりに連覇を達成、カーリング女子代表チームの「そだねー」は流行語大賞になるなど、明るいニュースも。

 

2018年の出来事(世界)

世界では、米中貿易摩擦が激化しています。アメリカのトランプ政権は、知的財産権の侵害を理由に追加関税を発動。中国も、アメリカ製品に報復関税を課し、これに対抗するかたちに。ハワイ島でキラウエア火山が噴火したり、インドネシア地震が発生したりと、海外でも自然災害が相次いだ年でもありました。


>次ページ:2018年夏ボーナス、民間・上場企業の平均金額と業種別の傾向を見る

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