メルカリの子会社メルコインがビットコイン(仮想通貨)の取引サービスを開始し、全てのユーザーが申し込み可能になってから2カ月あまり。筆者も3月にビットコインの取引をスタートし、今も保有しています。5月現在はいくらになっているのか。メルカリのビットコイン取引の特徴をおさらいしつつ、結果を見ていきましょう。
サービス開始から2カ月強で30万人突破
メルカリがビットコインの取引サービスを始め、全てのユーザーが申し込み可能になったのは2023年3月16日。約2カ月が経過した5月後半時点で、利用者数は30万人を突破しています。
国内の暗号資産取引口座数は現在約680万口座(2023年5月2日更新データより)。直近1年間(2022年4月〜2023年3月)の月間口座増加数の平均は約7万口座(一般社団法人日本暗号資産取引業協会 暗号資産取引月次データより)ですから、2カ月で30万件は異例のスピードといえるでしょう。
メルカリのビットコインが人気の理由
なぜメルカリのビットコイン取引サービスがここまで利用者を増やしたのでしょうか。筆者なりに理由を考えてみました。
■メルカリの売上金を資金にできる
まず大きな特徴といえるのが、メルカリで不用品などを売った売上金をビットコイン購入の資金に利用できる点ではないでしょうか。金融機関からお金を引き出してビットコインを買うという感覚ではないので、スタートのハードルが比較的低いと感じます。筆者自身も、売上金をビットコイン購入に充てています。メルカリの友達招待などでもらったポイントも購入資金として使えます。
■1円から購入ができる
メルカリのビットコインは1円から購入ができ、まとまった金額の売上金がなくても、取引をスタートできます。売上金の一部をビットコイン購入に使うなど、自分で資金管理をしながら続けられるのも人気の理由といえそうです。
ビットコインを2カ月保有。結果は?
筆者がメルカリでビットコインを最初に購入したのは、3月15日。金額は3000円分です。その後、4月13日に1000円分、5月12日に300円分を追加で購入しました。合計で4300円を使ったことになります。
5月24日時点でどうなっているのかというと、4619円。+321円です。4619円と4300円の差額は319円なので、321円プラスとなると2円多い計算ですが、これはスプレッド(買値と売値の価格差)の影響です。
筆者の場合、今のところプラスで推移していますが、値動きがあるので今後マイナスになることもあるかもしれません。ビットコインの取引にはリスクがありますが、仮想通貨(暗号資産)による資産運用という意味ではメルカリのビットコインはスタートのハードルが低いと感じました。
仮想通貨に興味はあるものの、よく分からなくて手がつけられていない人もいることでしょう。1つの選択肢として、メルカリで不用品を売ったお金の一部をビットコインの購入に使うのも「あり」かもしれません。
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