
実家暮らしを選ぶ理由は、人によってさまざま。経済的な事情、職場へのアクセス、自身の体調、家族の介護など、あらゆる事情が考えられます。
All About編集部は、2023年4月20~23日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。
今回は、愛知県瀬戸市在住・30歳男性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:30歳男性在住:愛知県瀬戸市
同居人数:5人(家族構成は回答なし)
世帯年収:父親800万円、母親100万円、自分350万円
実家の間取り:1軒家2階建て
毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:3万5000円交際費:5000~2万円
毎月のお小遣い:15万円
毎月の貯金額:2万円
貯金総額:約300万円
総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2021年)」によると、34歳以下男性の1カ月の平均消費支出は15万2805円です。そのうち、住居費の平均は3万4179円。ただし、家賃などは地域や条件によって異なるため、住居費を除いた約12万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。
回答者に、実家を出る予定の有無を聞くと、現時点では「どちらとも言えない」とし、「親から自立するよう言われたなら出る予定」とのこと。さらに、恋愛や結婚願望は「ない」と答え、「家族以外と同居できる気がしないため」と続けました。
「下世話な話になるが……」30歳男性が実家暮らしで苦労していること
現在、実家暮らしを選んでいる理由は「職場が豊田市で往復で40キロほどになるが、月々の生活費等々を考えると 実家から出勤したほうがガソリン代+αで済み安上がりなため」なのだそうです。職場へのアクセスは、やはり実家暮らしを選ぶ大きな理由になりますね。一方で、実家暮らしで苦労しているのは「下世話な話になるが、性処理の玩具を購入し使用したあとの清掃に苦労している。 また、両親がネット関係に疎いためそのあたりの手続きを一手に引き受けることになっている」とのこと。パーソナルスペースの問題や、家族のインターネットの手続きなどに時間を取られることが苦労を感じるポイントのようです。
※回答者のコメントは原文ママです
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