高知のブランド鶏「四万十鶏」ってどんな味? もも肉・むね肉・チキンボーンブロススープを料理してみた

大自然の中で育った高知のブランド鶏「四万十鶏」。餌や水、飼育環境にこだわった鶏の味は、一般的な鶏の味とはひと味違うのだとか。今回はオンラインショップの主力商品「もも肉」「むね肉」ほか、新商品の「ボーンブロススープ」を実食。どう違うのか、実際に調理しました!

カツオやユズをはじめ、多くの食材の名産地として知られる高知県。中でも鶏肉は在来種38種類のうち、8種類が高知県原産なのだとか。特に地元で流通しているのが、高知のブランド鶏「四万十鶏(しまんとどり)」。一般的な鶏肉とどう違うのでしょうか? 新発売の「ボーンブロススープ」を含め、試食の機会をいただいたので、わが家で実際に調理してみました!
 

高知のブランド鶏「四万十鶏」が全国から購入できるように

四万十鶏が購入できるオンラインショップ「四万十鶏ふぁーむ」(公式サイトより)

「四万十鶏」が育てられているのは、豊かな自然に囲まれた高知県の中土佐町。温度管理を徹底した農場で、清流・四万十川からつくられる、きれいな地下水を飲んでいます。
 
「四万十鶏ふぁーむ」リーフレットより

餌はトウモロコシベースの高栄養飼料に加え、ヨモギや海藻、木酢精製液などを独自にブレンド。この餌が一般的な鶏肉との味の違いを生み出すそう。臭みは少なく、身はプリッとしていて、鶏のうま味を感じられるような肉質になるよう配合されているといいます。

その後、機械ではなく「鶏マイスター」と呼ばれる職人の手で丁寧にさばき、約8時間熟成してうま味を閉じ込めてから小分けにして冷凍。2021年にはオンラインショップがオープンし、全国に配送されています。
 

「四万十鶏」の主力商品ラインアップ! 少し白っぽいのはなぜ?

左から「チキンスティック(醤油味)」「ボーンブロススープ」「四万十鶏もも肉」「四万十鶏むね肉」

こちらが四万十鶏の主力商品。もも肉、むね肉と、むね肉の加工品「チキンスティック」。さらに2023年4月から発売されたばかりの「ボーンブロススープ」の4種類で、全て冷凍の状態で届きます。もも肉とむね肉は、いつも購入する鶏肉より少し白っぽい印象。ですがこの薄い色にも理由がありました。
 
「四万十鶏ふぁーむ」リーフレットより

鶏の鮮度を守るため、マイナス30℃の液体アルコールで急速冷凍する最新の技術「凍眠凍結」を採用。お肉全体が素早く、かつ満遍なく凍るので、見た目が白くなるそう。
 
四万十鶏もも肉(600グラム税込1296円)、四万十鶏むね肉(600グラム税込778円)。※写真は1袋分約300グラム

冷蔵庫に移してひと晩解凍すると、お肉の鮮やかな赤身が戻ってきました。一般的にお肉を解凍すると、うま味や栄養成分を含んだ”ドリップ”と呼ばれる液体が出てくるのですが、真空パック内はほとんどドリップなし。うま味がしっかり閉じ込められている証拠ですね。冷凍のままなら賞味期限は製造日から約1年と長持ちです。
 
左:むね肉、右:もも肉
パックから出してみると、みずみずしくプリプリな見た目。確かにお肉の臭みもありません。早速、もも肉とむね肉から調理してみましょう!


>次のページ:いざ調理&実食! 味はふつうの鶏肉とどう違う?

 
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